バスを運行していた高速バス大手の国光客運によると、事故があったのは新北市内の金山青年活動センターを午前7時10分に出発した台北駅行きのバスで、運転士を含む計42人が乗車していた。
新北市政府警察局金山分局によれば、トラックは万里区内の工場に鋼棒を運ぶ途中で、下り坂を走行中、何らかの事情でコントロールを失い、バスに衝突した可能性があるという。
乗客の多くは報道陣の取材に対し、事故当時は眠っていて、衝撃で目を覚ましたとし、至る所にガラスが飛び散り、体に痛みを感じながらも車外に逃げたと話した。
死亡した男性はバスの前方に座っていたとみられる。トラックの前面は大破し、トラックの運転手が一時車内に閉じ込められたが、約2時間後に救助された。搬送先の台北市内の病院によると、意識はあるという。
(王鴻国/編集:齊藤啓介)