台湾の家族の悲喜こもごもを描いた作品。カオ・イーリン(高伊玲)、ラン・ウェイホア(藍葦華)、ツェン・ジンホア(曽敬驊)、ホアン・ペイチー(黄珮琪)が家族を演じた。パン監督にとっては長編初監督作品となった。
アンケージド賞は先見性のある映像作家をたたえる賞で、今年は8作品がノミネートされた。
パン監督は受賞スピーチで「自分は実は臆病な人間。映画を撮ることは自分の人生で最も勇敢なことだった」と振り返り、「アンケージド」という賞の名称のように、ケージから抜け出して映画の世界に飛び込んだと言及。「多くの収穫があった。自分の勇気に感謝したい」と語った。
同映画祭は11日から27日まで開催。「我が家の事」は台湾で9月12日に公開される。
(洪素津/編集:名切千絵)