(台北中央社)交通部観光署(観光庁)が1日に発表した訪台外国人旅行者の消費と動向に関する調査で、2024年の平均宿泊日数は6.98日、平均消費額は1日当たり182.83米ドル(約2万7000円)だったことが分かった。また都市における利便性が高く、グルメや文化、風光明媚(めいび)な景観が豊かなことから、個人旅行が主流になっているとしている。


昨年の訪台外国人旅行者数は延べ約785万7700人。前年より21.13ポイント増加した。国・地域別で100万人を超えたのは、日本(約132万人)、香港・マカオ(約131万人)、韓国(約100万人)だった。米国や欧州からの旅行者も前年比2割増となった。

平均宿泊日数は前年の7.39日から減少したものの、1日当たりの平均消費額は前年比で1.2ポイント増加した。

国・地域別での消費額のトップは米国の1日平均238.86ドル(約3万5200円)。欧州の約199.51ドル(約2万9500円)、韓国の約197.89ドル(約2万9300円)、日本の約193.13ドル(約2万8600円)と続いた。

人気の観光スポットはナイトマーケットや超高層ビルの台北101、繁華街の西門町などだった。また訪台旅行の満足度は5点満点中4.61点で、人々の親切さや治安の良さ、交通の利便性、宿泊施設の安全性が高く評価された。観光署は、台湾のサービスレベルの高さを示していると分析している。

(黄巧雯/編集:齊藤啓介)
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