気象署によると、7月は台東市で879.5ミリ、成功で979ミリの雨量を観測した。大武では20日間にわたって雨が降り、17日から22日までは6日間降雨が続いたという。冉主任は大武の7月の雨量は全国でも最多だったと語った。
この雨の影響で台東市と南部・屏東県を結ぶ南廻公路は複数箇所で土石流が発生し、その都度通行止めになった。台湾鉄路南廻線では21日に大武駅で線路が冠水した他、27日には一部のトンネルで漏水が起き、不通となった。また一部地域では土砂崩れや土石流で民家が流されるなどの被害も出た。
(盧太城/編集:齊藤啓介)