(台北中央社)中央気象署(気象庁)地震観測センターは21日、同日午後に南部・嘉義県大埔郷を震源として発生したマグニチュード(M)5.1の地震について、1月21日の台湾南部地震の余震だろうとの見方を示した。今後もマグニチュード5程度の余震が発生する可能性があるとし、事前の備えを心がけるよう呼びかけている。


午後4時37分ごろに発生した地震では、嘉義県や南部・高雄市、台南市で最大震度4を観測した。震源の深さは10.4キロ。

台湾南部地震も同じく嘉義県大埔郷を震源とし、マグニチュードは6.4、震源の深さは9.7キロだった。

同センターの呉健富主任は、今回の地震の震源は1月の台湾南部地震と近いと説明。震源がやや浅いため、中部や南部では顕著な揺れが感じられたとの見解を述べた。

(張雄風/編集:名切千絵)
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