高鉄では最近、混雑の悪化が問題視されている。インターネット上では混雑の影響で、指定席の乗客が乗れなかったなどのトラブルも度々伝えられている。
史董事長は、新型車両の導入は予定されているが、輸送力の増強は28年まで待つ必要があると指摘。現在の自由席の制度は自由度が高く、混雑時には秩序やサービス品質に悪影響を与えるため、制度を見直さなければならないと述べた。
当面は、平日に自由席の乗客が指定席車両に乗車しないよう調節すると説明。また混雑期には早期購入で料金が半額となる乗車券を発売するなどして混雑の分散を目指すとした。混雑が改善されない場合、来年にも乗車列車を指定した自由席を販売する計画だとした。
また高鉄のブランドイメージは、安全や定時率の高さで支持されているとしながらも、高い乗車率によりサービス品質が低下することは乗客が望むことではないと強調。テクノロジーを駆使して問題を改善したいと意欲を示した。
(余暁涵/編集:齊藤啓介)