(台北中央社)ホテルやレジャー施設を運営するレオフー・ツーリズム・グループ(六福旅遊集団)は20日、台北市中山区の「レオフーホテル」(六福客桟)跡地に建設するオフィスビルの上棟式を行った。2026年第2四半期(4~6月)の竣工を目指す。


建設地はオフィスビルが立ち並ぶ松江南京エリアに位置する。ホテル同様の管理サービスを導入する他、一部フロアには高層景観レストランが入り、宴会やプライベートダイニングのサービスも提供する。2018年に閉業した同社の高級ホテル「ウェスティン台北」(台北威斯汀六福皇宮)の飲食サービスを再び提供する。

ビルは地上21階、地下6階建て。延べ床面積は約2万992平方メートルに上る。建設工事は熊谷組の台湾子会社が担う。

同グループの頼振融総裁によれば、外資系企業やテクノロジー企業、企業本社のニーズがあるブランドなどが入居を検討しているという。

レオフーホテルは2020年5月末に閉業し、48年の歴史に幕を下ろした。

(江明晏/編集:名切千絵)
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