(台北中央社)総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)副秘書長が、次期行政院(内閣)秘書長に内定したとみられることが分かった。消息筋が22日までに明らかにした。


消息筋は、内閣の人事異動は意思疎通力や説明力、攻めの力を強化することが主な目的だと説明。閣僚は部会(省庁)の政策について十分に説明できる能力を持ち、施策をよりスムーズに推進することが必要だとの認識を示した。また現任の龔明鑫(きょうめいきん)行政院秘書長は内閣にとどまる見通し。

張氏は1981年生まれ。台湾大学政治学研究所の修士課程を修了し、桃園市政府新聞処長、民進党中央党部(党本部)主席室主任兼広報、総統弁公室主任兼総統府報道官などを歴任している。

内閣を巡っては、卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)が今月12日、必要な時には重要な人事を調整するとして改造を示唆していた。行政院の李慧芝(りけいし)報道官は21日、異動や調整、変動があった場合は適時説明すると述べた。

(頼于榛/編集:齊藤啓介)
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