音楽会は「記憶は使命になる」をテーマに行われ、各時代の名曲の演奏にアクロバットダンスのパフォーマンスやプロジェクションマッピング、アニメーションを合わせ、没入感のあるステージを作り上げた。台湾のヒップホップグループ「玖壹壹」(ナイン・ワン・ワン)やカリブ海の島国セントルシア出身の歌手、ケリル(Keril 韋喆)さんらもパフォーマンスを披露した。
抗日戦士として招かれたのは張作民さんと張映南さん。司会者から2人が紹介されると、客席からは拍手喝采が起こった。
国防部は記念メダルの授与について、その勇敢な功績をたたえ、抗日戦争の精神と中華民国を守る信念を宣揚するとともに、中国共産党が主張する抗日戦争の歴史や話語権(言説の権力)の歪曲、奪取に対抗し、抗日戦争の正統な歴史としての中華民国の位置付けを堅固にするものだと説明した。
また、音楽会によって抗日戦争の記憶を呼び起こし、勇ましい精神を心に刻んで後世に伝承し、「中華民国を守る」「軍民が心を一つにして敵に対抗する」などの抗日精神を国民の心に深く植え付けられればとした。
(呉書緯/編集:名切千絵)