(台東中央社)東部・台東県延平郷桃源村で30日、約百年途絶えていたとされる台湾原住民(先住民)族ブヌン族の伝統的な成人式が行われた。成人を祝い、さまざまな挑戦に立ち向かえることの象徴とされている。


台東県ブヌン青年永続発展協会が主催した。ブヌン族では15~16歳が成人と見なされ、縄を使って歯を引き抜く抜歯や耳に息を吹きかけて福を授け、邪気を払う「吹耳」などの儀式が行われる。

集落に暮らす古政徳さんは、ブヌン族の伝統文化には毎月さまざまな祭典があるが、その中で最も特別なのは失われつつある成人式だと話す。

また抜歯を通じて、人生はつらく厳しいが、勇気と忍耐力を持てば、どんな困難も乗り越えられることを教えてくれると説明した。

この日は、実際には抜歯せずに、しぐさを再現する方法が採用された。成人式に参加した王子毫さんは、とても感動したとし、みんなが若者のために復活させてくれたと語った。

(盧太城/編集:齊藤啓介)
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