Jタウンネット記者はある日、福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館MIDETTE」(東京都中央区)でこんな商品を発見し、思わず二度見してしまった。

その名も、「めひかり塩チョコ」だ。

めひかりとは、体長15センチほどの小さな魚だ。標準和名は「アオメエソ」だが、目が非常に大きく、青緑色に光ることから「めひかり」と呼ばれている。

青森から鹿児島まで太平洋沿岸に広く分布しているが、福島県いわき市の公式ウェブサイトによれば、いわき沖のめひかりは特に脂がのっていて美味しいとされており、干物や揚げ物、刺身など様々な方法で食される市の特産品だ。2001年10月1日には「市の魚」に制定された。

それが、めひかりである。

そして、そのめひかりの名がついた、塩チョコが売っていた。

そ、それってつまり、小魚が入ったチョコレート......ってコト!?

気になったJタウンネット記者は、恐る恐る購入してみた。

気になるお味は...

中身はこんな感じ。

4個入りで、1つずつ個包装になっていた。袋をあけると、すごくいいチョコレートの香りがする。その面で魚の気配はないが......形が魚っぽいので、油断はできない。

小魚型のチョコレート、中からトロリと出てきたのは... 福島...の画像はこちら >>

恐る恐る、一口かじってみる。

中からなにかが、トロリと出て来た。

......生キャラメルだ! 濃厚で、めちゃくちゃ美味しい!

もしかしなくても、めひかりが刻まれて入ってる......なんてことは、ないようだ。安心。

塩チョコというだけあって、大粒の塩が上に乗っているが、海っぽい要素があるとすれば、形とコレだけだろう。

「めひかり塩チョコ」を製造販売しているいわき市の「いわきチョコレート」の公式ウェブサイトを見てみると、周りのクーベルチュールチョコレートも、中の塩(粗目の海塩)、生キャラメルもこだわり抜いて作られたもの。

2008年には全国菓子大博覧会で名誉総裁賞も受賞している実力派のチョコレートだった。

ではどこがめひかりなのかというと、シンプルに〝見た目〟らしい。

確かに、パクっといくのが怖かったほど、そっくりだった。

「市の魚」を象っている上に味も抜群、これはお土産にあまりにもぴったりなのでは?

福島に行った際は皆さんもぜひ探してみてほしい。

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