
日本にNNN(ねこねこネットワーク)があるように、海外にはCDS(猫流通システム)という秘密組織があるという。
どちらもその趣旨と目的は一緒である。
今日もまた、とあるお宅の窓を叩く猫の姿が…。さりげなく窓辺にやって来た野良猫は、するりと家族の一員となり、今では立派な「パパ」として育児に奮闘しているそうだ。
窓辺で「入れて!」アピールに励む野良猫
カナダのトロントで暮らすジュリア・ハザレルさんの自宅周辺に、数年前1匹の猫が姿を見せるようになった。
とても人懐っこい猫で、ジュリアさんの姿を見かけると、自らその前に身体を投げ出し、お腹を見せては「撫でてニャ」とおねだりする。
猫好きのジュリアさんは、その度にこの猫を構っていたのだが、ある日のこと猫は彼女の家の窓辺に現れた。
そして網戸に爪を立ててぶら下がると、何かを訴えるように「にゃあにゃあ」とアピールし始めたのだ。
猫は翌日も、その翌日も窓辺にやって来た。そう、「ジュリアさんを口説き落とす」という使命を、何としても遂行する決意を決めたかのように。
そしてついにある日、ジュリアさんは折れて、猫を一晩だけ家に迎え入れることにした。そう、最初はもちろん一晩だけのつもりだったのだ。
猫のあまりにも人馴れしている様子に、どこかの飼い猫ではないかと疑ったジュリアさんは、ご近所への聞き込みを進めた。
一瞬で家猫の生活に馴染み切った元野良猫
その頃にはもう、ジュリアさんはこの猫にメロメロになっていた。そして彼女は猫に「リアム」という名前をつけ、正式に飼い猫として迎え入れることを決めたのだ。
リアムは新しい生活にすぐに慣れ、ジュリアさんの膝の上でゴロゴロ喉を鳴らして寛ぐように。
一瞬でリアムから野良猫の面影は消え失せて、こんなしどけない姿を見せるようになった。
元野良猫は子猫たちの「パパ」に大変身
リアムを引き取ってから、ジュリアさんの生活は一変した。子猫たちを一時的に預かる里親の活動をすることにしたのだ。
以来、ジュリアさんのもとには何十匹もの子猫がやって来ては、新しいおうちへと旅立って行った。
驚いたことに、リアムはカンペキな「パパ」として、自ら里親の役目を買って出てくれた。子猫たちもリアムによく懐き、本当のパパのように甘えまくる。
朝は子猫たちを起こして身体を舐めてやり、ご飯を食べさせている間に自分の身づくろい。
でもひとりになれる時間は1分もない。すぐに子猫たちが「遊んで」とやって来てくるから、猫としてのはしゃぎ方を叩き込む。
それからエクササイズをして、子猫たちにママのお手伝いをさせる。
一時もそばを離れたがらない子猫たちに、リアムは一緒に遊びながら、猫としての嗜みをしっかりと教え込んでいる。
彼のこれ以上ないほど理想的なパパっぷりに、ジュリアさんも感動しているようだ。
リアムは最高の、これ以上ないくらい寛大な里親です。うちの窓に貼りついていたあの野良猫が、こんなに完璧なパパになるとは想像もしていませんでした
とはいえ、立派なパパの役割を果たしながらも、リアムは天性の甘えん坊だ。子猫たちがそばにいないときには、ジュリアさんを独り占め。
そんな幸せいっぱいの時間、リアムの表情は思いっきり緩んでしまうのだ。
リアムパパの育児奮闘記がSNSで大人気
ネットでリアムパパのイクメンぶりを見たフォロワーたちは、「可愛いパパ!」とジュリアさん同様メロメロに。
- こういうのでいいんだよ! ネットで見たいのはこんな動画なんだよ!
- 専業主夫もいいよね
- 猫に選ばれるなんて、本当にラッキーなことだよ
- ペットも子供も同じ。あなたが愛してあげれば、彼らも愛を返してくれるの。それこそが純粋な愛情なのよ
- 住居侵入とハートを盗んだ罪で逮捕されたのね
- なんて無邪気な猫なんでしょう
- あの小さな歯ってば、本当に可愛いわ
- 少し口を開けて寝ているけど、大丈夫?
- 鼻づまりだったんです(ジュリアさんコメ)
- 子猫たちはリアムのお乳を飲んでいたのかと思っちゃった。男の子だったのね
- 彼の寝顔って最高に愉快で可愛いわ
- このストーリーはぜひ映画化するべき!
- CDSがまたしてもカンペキに機能した!
というわけで、甘えん坊なリアムパパの育児奮闘記は、TikTok[https://www.tiktok.com/@liams.teefs]とInstagram[https://www.instagram.com/liams.teefs]で配信中だ。
References: Stray Cat Climbs Up Woman's Window Every Day And Demands To Be Adopted[https://www.thedodo.com/daily-dodo/stray-cat-climbs-up-womans-window-every-day-and-demands-to-be-adopted]
本記事は、海外で公開された情報の中から重要なポイントを抽出し、日本の読者向けに編集したものです。