2024年、フランス・パリ五輪のロゴデザイン(エンブレム)が発表される。ネット上では賛否両論の声


 日本の東京オリンピックを来年に控えた現在、早くも2024年にフランスで開催されるパリオリンピックのロゴデザイン(エンブレム)が、10月21日にパリ五輪組織員会により発表された。

 毎回オリンピックのエンブレムに関しては、様々な議論が巻き起こるのが通例となっている。2020年の東京オリンピックでも、一度決まったものが白紙撤回され再公募を経て新たなエンブレムになったことは記憶に新しい。

 パリオリンピックのエンブレムは、3つのシンボル「金メダル・聖火・マリアンヌ」を合わせたデザインとなったが、やはりネット上では様々な声があがっているようだ。
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Here is the new face of the Olympic and Paralympic Games of #Paris2024

【3つのシンボル「金メダル・聖火・マリアンヌ」を組み合わせたロゴ】

 2019年10月21日、2024年パリオリンピックのパリ組織委員会は、オリンピックのロゴデザインを発表した。


 そのデザインは、金メダル内にオリンピックの聖火と、1789年の革命以降フランス共和国を象徴する女性像で自由の女神として知られる「マリアンヌ」の髪と唇で作成されている。

 金メダルは卓越性への努力を表し、オリンピックとパラリンピックの炎は、競技を見る人々を夢に誘うと同様に試合の独特なエネルギーを意図している。

 一方マリアンヌは、1900年にパリで女性が初めて競技に参加することが認められたことを誇示した、歴史への賛同および現代の女性アスリートへの敬意を反映。

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 また、ロゴの書体は1924年のパリ大会で認められた最初の芸術運動であるアールデコに触発されたデザインになっており、2024年のオリンピックはフランスの全ての人のためであるという大会のビジョンと希望が完全に反映されたものとなっている。

 国際オリンピック委員会委員長のピエール・オリビエ・ベッカーズ・ビジャン氏は、次のように述べている。

3つの重要な要素が、「価値・歴史・フレンチタッチ」を絡み合わせてパリ五輪を特別なものにしています。

この革新的なデザインは世界中ですぐに認識され、2024年のオリンピック大会の素晴らしい名刺となることを信じています。


【中には批判の声も】

 1年半かけて作成されたパリ五輪のロゴ。多くの人は「シンプルでフランスらしい」「力強さを感じる」といった称賛の声を寄せた。

 だが、中にはこのようなコメントもネット上で挙がっている。

デートアプリ『Tinder』のロゴからインスパイアされたようなデザインだ。

マリアンヌというより、アニメキャラに見える

ヘアサロンか、ヘアケア商品の新しい宣伝かと思った。

 この他にも、「安っぽく見える」「絵文字のよう」「性的なイメージが強い」といった否定的な声も挙がっていたようだ。

 オリンピックのエンブレムに関しては、毎回どこの国でも多くの議論が生まれる。それだけ多くの人が関心を持っているということだろう。

References:twitterなど / written by Scarlet / edited by parumo

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