猫は例え室内飼いでも、ドアを開けたすきに飛び出してしまい、そのまま行方不明になってしまうことがある。
うちの猫も動物病院からの帰りに逃走し、5日後に無事保護することができたが、あの時は魂が抜けるかと思った。
てか半分抜けかけた。
「猫を探しています」の張り紙を見るたびに、飼い主の心中が痛いほどよくわかるのだが、一方で無事に発見されるケースも数多く報告されているのだ。そういった明るいニュースは、今猫が行方不明の飼い主にとって少しばかり救いになるかもしれない。
今回のケースは4年後、なんと965キロ離れた場所で無事発見された猫だ。その距離を例えると、東京・山口間ほどもある。
【4年前に行方不明になった猫、965km離れた場所で発見される】
アメリカ、テキサス州ベイシティに住んでいた猫のカールは4年前に行方不明となった。
ほとんどの猫は家からそう遠くない場所で発見されることが多いのだが、中にはとんでもなく遠いところで発見されることもある。
カールもそうだった。ここ1年程、アーカンソー州北西部、スプリングデールをうろついていた。自宅から965kmも離れた場所である。
カールは運がよかったようだ。この地域の人たちは猫好きな人が多く、ジャスティン・ブラウンさんとその隣人がカールのお世話をしていたようだ。
人懐こいカールは迷い猫かもしれない。だとしたら飼い主が心配しているはずだ。そう考えたブラウンさん一家はカールを動物病院に連れて行き、マイクロチップが入っているかどうかを確認してもらった。
やはりカールは飼い猫だった。マイクロチップが入っており、飼い主がジェイソン・ルドラムさんであることがわかった。
病院側がすぐにルドラムさんに連絡をしたところ、ルドラムさんはびっくりしながらも大喜びし、数日後、飛行機に乗ってカールを引き取りにきた。
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Carl, the cat, reunited with owners after being found nearly 600 miles from home
【カールの健康状態は良好、4年間ずっと誰かにかわいがられていた】
獣医師のブラッド・リヨンさんによると、カールの健康状態はとてもよく、この4年間誰かにかわいがられ、非常に良くお世話をしてもらっていたことが分かるという。
リヨンさんはまたこのように話した。
非常に珍しいことですがこのようなことは実際に起こります。私の病院では6.7年前に行方不明になっていた猫を飼い主の元に帰したことがあります。
ですのでどうか猫を飼うときは、必ずマイクロチップを入れてください。住所が変わったら変更届を出してください。
カールの飼い主であるルドラムさんは、カールがどのようにしてこれほど遠くまで移動したのかまったく見当がつかないという。
とにかく今は、戻ってきてくれたことがうれしくて、感無量だそうだ。
カールはまだ目も開かない小さな赤ちゃんの時にルドラムさんの家にやってきて、ルドラムさんと妻が哺乳瓶でミルクを与えながら育てたという。
ルドラムさんの家では他に犬や猫を飼っているが、カールは特に1匹の犬が大好きだったそうで、その犬と常に一緒に過ごし、一緒に散歩を市、犬のように吠えることを学んだという。
カールは今、他の家族と再会するために、テキサス州へ向かっている最中だ。家に帰れば彼は大いに愛される屋内猫に戻ることになるだろう。
written by parumo
記事全文はこちら:4年前に行方不明になった猫が960キロ離れた場所で発見され無事帰宅 https://karapaia.com/archives/52299247.html