もしも地球の大きさが1センチ程度だったら、他の惑星はどれくらいになるのか?分かりやすく比較した動画
 夜空にきらめく星々や壮大な天の川など、人類のロマンをかきたてる宇宙の全貌は今も多くの謎に包まれてるが、宇宙に浮かぶ天体のサイズをより身近に感じられる動画が話題になっている。

 地球の直径を1cm程度に設定し、テーブルの上で太陽系と比較した後、観測可能な宇宙の果てまで、幅広く、そしてわかりやすく可視化されている。


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⭐️ The UNIVERSE on a HUMAN SCALE 地球が1cmぐらいなら他の天体は?身近なスケールで大きさ比較 もし地球が1cm程度だとしたら他の天体のサイズはどうなる?という疑問をアニメで表したのはYouTubeで数々の比較動画を披露しているMetaBallStudiosだ。

 今回は巨大な天体を少しでも身近に感じるため地球の直径を1.2cmに設定。ソーダ缶やテーブル、人間や家などを背景に大きさくらべをスタート。順に大きな天体が登場する。

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 最初は缶のプルタブよりも小さな地球。それから海王星(Neptune: 4.9cm)、天王星(Uranus: 5cm)、土星(Saturn: 11cm)、木星(Jupiter: 13.9cm)と太陽系内外の星たちがテーブルに並ぶ。

 以降プロキシマ・ケンタウリ(Proxima Centauri: 21cm)、カプタイン星(Kapteyn's Star:40cm)などが続くが、一段と大きな太陽(The Sun:1.39m)以降はテーブルの外へ。

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 自動車大のシリウスA(Sirius A: 2.38m)、家より大きなポルックス(Pollux: 12.6m)と一気にサイズが加速する。

 この縮尺でも直径109mもあるオリオン座の星リゲル(Rigel)、さそり座の明るい星アンタレス(Antares: 946m)、赤色超巨星のたて座UY星(UY Scuti: 2.3km)などが現れる頃には都市の一部が占拠されるほどに。

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 てかこの時点で最初の家すら見えないし。km単位とかにわかに想像つかない大きさだけど?と言いたくなるが比較はまだまだ終わらない。

 しかもそこから先は予想通りの宇宙規模。
超大質量ブラックホールを保有するともいわれるクエーサー、TON 618(380km)以降、舞台は地球の外になりカラフルな環状星雲(Ring Nebula: 2万4000km)やひときわ大きいわし星雲(Eagle Nebula: 66万km)が登場。

 ここまで来るとかけ離れすぎてもうお手上げ。いつも通り茫然と眺めるほかないサイズ感になっていく。

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 後はおなじみの天の川銀河(Milky Way: 14億km)などの局所銀河群、それらを含むおとめ座超銀河団(Virgo Supercluster: 1兆km)の次は、おとめ座超銀河団を内包するラニアケア超銀河団(Laniakea Supercluster: 4.9兆km)とどんどん巨大に。

 そして最後は観測可能な宇宙(Observable universe: 100兆km)で終了。

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 てことで、たとえ地球が1cmぐらいだとしても天体のサイズはやっぱり途方もないってのがよくわかったわ。

 なお今回紹介したスペインのアニメーターAlvaroが運営するYouTubeチャンネルMBS(MetaBallStudios)では他にもユニークな比較動画を公開中。

 アニメや映画の乗り物スターウォーズの世界の大きさ比較など、SF要素もちりばめられているので興味がある人はMBSをチェックだ。

References:nerdistなど /written by D/ edited by parumo

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