ハクトウワシが絡まり合ってストリートファイト。警察官が介入する珍事が勃発
image credit:City of Plymouth, MN - Local Government/Facebook

 アメリカのミネソタ州で、ハクトウワシ2羽がガチのストリートファイトを繰り広げ、路上で絡まり合っている姿が目撃された。

 奇妙な光景を目撃した住民から通報が寄せられ、現場に駆け付けた警官自身も「こんな珍景は見たことない」と対応に困惑したようだ。


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Plymouth Police Attempt To Break Up Eagle Fight2羽のハクトウワシがストリートファイト!? ミネソタ州警察のミッチ・マーティンソン巡査は、同州プリマスの住民から「2羽のハクトウワシが絡み合った状態で路上に落ちている」という奇妙な通報を受け、困惑したまま現場へと駆け付けた。

 すると、通報通り路上に2羽の大きなハクトウワシが、同じ方向で並び合うようにしてくっついているのを発見。

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 よく見ると、2羽は互いの鉤爪で掴み合っており、どちらも放そうとしないことから、重なり合ったままの状態でいることがわかった。

 なぜ、このような状態になったのかがわからず、対応に困惑したマーティンソン巡査は、とりあえずミネソタ州自然資源局と野鳥の保護施設「ラプターセンター(The Raptor Center)」に連絡し、相談した。

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縄張り争いの可能性が高い、と専門家 専門家に尋ねてみた結果、ハクトウワシは恐らく縄張り争いをしていた可能性が高いことを示唆された。

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 マーティンソン巡査は、くっついたまま羽をバタつかせる2羽をひとまず落ち着かせようと、上着で頭部を覆うことを試みたが、2羽はそれを避けるように遠ざかり、再びバトルを開始した。


 しかし、やがて互いに離れ、飛び去っていったという。

 奇妙な野生生物のストリートファイトのような状況を目撃したマーティンソン巡査は、このように語っている。
おそらく、この種の通報を受けるのは最初で最後でしょう。野生生物のこのような自然の姿は、誰もがそうそう見られるものではないですからね。

この仕事の特典の1つは、毎日が新しい日であるということ。実に多くの様々な通報を、我々は受けるので、自分がどんな事案に対応しなければならないのかということは、直前になるまで本当にわからないものです。


今回のハクトウワシの光景は、おそらくこの先の私の警察官キャリアの中でも特に思い出深いものとして、ずっと覚えていることでしょう。
 マーティンソン巡査によると、飛び去った2羽は怪我をしているようには見えなかったという。しかしラプターセンターは、これらの戦いが、重傷や死を引き起こすこともじゅうぶんあり得ると述べている。

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written by Scarlet / edited by parumo

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