お城暮らしって思っている以上に大変なのよ。貴族出身の女性がその内情をSNSでシェア
 大きな敷地の宮殿に住む貴族の生活とはいったいどんなものなのか。漫画やアニメ、映画で得た知識があるくらいで、一般庶民には想像がつかないものだ。


 現在お城に住むイタリアの貴族出身の女性がその日常をTikTokでシェアしている。お城暮らしもなかなか大変なようだ。

大きな宮殿に家族と暮らすイタリア人女性 フランスとスイスの境界に位置するイタリア北西部ピエモンテ地方にあるお城に住むルドヴィカ・サンナツァーロさんは、TikTiokアカウント『thecastlediary』で日常のお城暮らしぶりをシェアし、注目を集めている。

 ルドヴィカさんは、新型コロナのパンデミック発生後にアメリカでの勉強を中断し、イタリアに帰国。

 伯爵の地位を保持していた父親が、2006年に叔母から受け継いだ遺族宮殿で、家族と暮らしている。
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 10000平方メートルの面積の宮殿には45の大小の庭園があり、更に広い24000平方メートルの庭に囲まれており、城の中には15のマスターベッドルームと1つの小さなベッドルームがある。


 想像もつかないほどに広い宮殿暮らしは、さぞゴージャスで楽しいだろうと思うTikTokユーザーらに、ルドヴィカさんは動画内で「実は思っているよりも大変」だと明かしている。宮殿暮らしは思っている以上に大変 ルドヴィカさんの動画によると、キッチンから自分の寝室に食べ物などを持ち込みたいと思う度、広いスペースを歩かなければならず、「ちょっと部屋で食べる」ということが叶わず、うんざりしてしまうのだという。

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 また、WiFiネットワークが宮殿内では非常に弱く、ネット環境の整った場所を探して、宮殿中歩き回らなければならないそうだ。

 「何かを手に入れたいのなら、マラソンをするようなもの」ルドヴィカさんはそう語る。

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 更に、冬が来ると家族中がパニックになる。数百年前に建てられた古くて大きなお城はところどころ隙間風が吹いて寒く、修理するために莫大な費用がかかる。
また、古い電化製品やアンティークな家具には高い修理費がかかる。

 一見、広い敷地内での宮殿生活はスペースを自由に使用でき、豊かで、問題はないように見えるが、ルドヴィカさんは「とても疲れる」と不満を漏らしている。
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 しかし、ルドヴィカさんのお城での日常生活を見たユーザーらは、「自分もこういう贅沢な悩み持ってみたい」「こんな毎日送れるなら旅行に出る必要なさそう」「退屈してもいいからお城に住みたい」「あーもう、ただただ羨ましい!」といった声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

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