サメ大量発生中!フロリダ州当局が、海岸近くに数百匹のサメが集まっている映像を公開し注意を促す
 今週、アメリカ、フロリダ州の海岸近くに、数百匹のサメが集まっている恐ろしい映像が公開され、当局は海水浴客に注意を促している。

 この映像は当局の航空部隊がパトロール中にたまたま発見したもので、上空から撮影した映像には、サメの大群がうようよと泳いでいる姿が確認できる。


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Sharks spotted in Pasco County数百匹のサメの大群が海水浴場に 大量のサメが目撃されたのはフロリダ州パスコ郡にあるタンパの海岸近くである。この辺りは多くの海水浴客でにぎわう場所である。

 パスコ郡当局では「水上だけでなく、水中の危険も認識することが重要です」と述べ、「水遊びをする人は周囲に気を配り、しっかりとした泳ぎ方を身につけ、仲間と一緒に水に入り、子供を決して放置しないように」と呼びかけている。

 かなり上空からなのでメダカほどの大きさにしか見えないが、実際には体長1.6メートルを超えているという。

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 当局はサメの種類を特定していないが、事前の報告によると、カマストガリザメが過去数年間、この地域に頻繁に出没しているそうで、同種の可能性があるそうだ。

 カマストガリザメは、素早い魚食性捕食者で、世界中の熱帯・亜熱帯海域に生息する。


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カマストガリザメ photo by iStock
 高速で活発な捕食者で、水上に跳び出すこともあり、ダイバーに興味を示すものの、臆病なので危険性は少ないとされているが、餌に間違えられると攻撃されることもある。

 フロリダ州では2006年以降、23件のカマストガリザメによる襲撃があったが、いずれも致命的なものではなかったと報告されている

 直近では、2020年にマイアミで31歳のボディサーファーがブラックチップに噛まれて脚の裂傷を負ったそうだ。

References:Tampa, Florida sheriff shares video of shark-infested waters / written by / parumo

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