
環境条件さえ整っていれば、ある意味「不老不死」ともいわれるロブスターは、テロメアを補充する酵素、テロメラーゼを作り出すことができる。
そのため老化で衰えることもなく、脱皮を繰り返しながらどんどんと大きくなるのだ。ただし、永遠の死から逃れることはできないが。
推定年齢100歳の巨大ロブスター 5月30日、メイン州湾を拠点に漁をしているジェイコブ・ノウルズさんが、巨大なロブスターを釣り上げたことをTikTokやインスタグラムでシェアした。[画像を見る] ノウルズさんは、先祖代々漁師という一家に生まれた第5世代の漁師だ。
今まで捕えた中で最も大きいとされるロブスターを両手で持ち上げたノウルズさんは、興奮気味にこのように話した。
このロブスターは、推定年齢100歳ほどだと思います。クレイジーな考えですが、もしかしたらこのロブスターを、私の祖父や曽祖父も釣り上げていたかもしれません。ロブスターは、毎年同じ地域を移動しますからね。
体長と比較して、爪が小さかったので今回捕獲できたのでしょう。おそらく高齢のため、生きてきた間に本来の大きな爪が失われて新たなものが生えてきたのでしょう。
見たところ、爪の歯が失われて殻がほんの少し衰えているようですが、全体的に見てまだまだ健康そうで、驚きました。
[画像を見る]
image credit:jknowles831
特大サイズのロブスターの捕獲は違法 このロブスターは、50歳の時には既に特大サイズになっていただろうと推測されており、まだまだ長生きする可能性がある。
ノウルズさんは動画撮影後、ロブスターの爪に餌を挟んで海へと戻した。
アメリカンロブスターは特大サイズに成長することが稀ではなく、大西洋北西域では巨大ロブスターがよく見られるという。
州の海洋資源局によると、特にメイン州ではロブスターが豊富だが、大きなサイズは繁殖目的で保護されており、捕獲は違法となっている。
References:Man Catches Giant Lobster, Claims It's 100 Years Old: "My Great-Grandfather Very Likely Caught It"/ written by Scarlet / edited by / parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』