7月14日の満月は今年一番地球から近いスーパームーン!
 カラパイア恒例の満月速報の時間です。7月14日、2022年中で地球から最も近い位置で満月が起きる。
近いということは通常よりも大きく見えるということだ。いわゆる「スーパームーン」と言うやつだ。

 戻り梅雨の影響であいにく天気は絶望的だが、今年最大の満月は確実にそこにある、という事実を知ることで、気分をリセットしていこう。 

7月の満月はスーパームーン 月が地球を公転する軌道は楕円形となっている。更に地球と太陽などの重力を受けることから、地球からの距離は一定ではない。

 そして今回、地球から一番近い場所で満月を迎えるスーパームーンとなる。

 地球から最も遠い満月に比べ、視直径が約12%大きく、光っている面積が約24%広くなるため、いつもよりも大きく、そして明るく見える。

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2022年の月別地球と月の距離 / image credit:国立天文台

 また、満月を日々の暮らしに役立てていた北米に住むネイティブアメリカンたちは、7月の満月は「バックムーン(Buck Moon)」と呼んでいた。

 バックは牡鹿(オスの鹿)の意味で、この時期、毎年牡鹿のツノが生え変わることからこの名がついたそうだ。

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月の最大はいつ?満月の見方 夏の月は比較的低い空に見えるのが特徴だ。太陽が西に沈む頃、南東の方角から現れ、深夜にかけて南へと移動し、翌朝南西の方角に沈んでいく。
満月の最大:7月14日(木)午前3時38分
地球中心と月の最接近:7月13日(水) 18時06分
 満月は7月14日(木)の3時38分にピークを迎えるが、地球と月が一番接近するのは6月13日(水)の夕方18時頃なので、日没すぐに見るといつもより大きな月を見ることができるだろう。


 地域別の正確な月の出の時刻は、以下のサイトから調べることができる。地域名と日時を選択して「計算」を押せば表示されるよ。

月の出月の入り(日本地名選択) - 高精度計算サイト

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 前回の満月から今回の満月までの間、またしてもいろいろなことがあった。辛く悲しいニュースもたくさんあったけど、気が付かないだけでうれしいこと、楽しいことだってあったはずだ。そして今生きていることの意味はきっとあるはずだ。

 あいにくの天気でスーパームーンを肉眼で見ることはできないかもしれないが、逆に雨が嫌なことを水に流してくれるという意味でもある。

 毎月1度、満月の時には大きく深呼吸してゆっくりと空を見上げ、どんなささいなことでもいいから、心が喜んだことを思い出してみよう。

 飼っているペットが今もそばに寄り添っていてくれること、ちょうどいいタイミングでエレベーターが来たこと、日替わり定食が大好物だったこと、なんだっていいんだ。心が喜んだことを思い返すことで脳がうれしい記憶の方をインプットするようになってくれたら、幸せと感じる瞬間もきっと増えて来るだろう。

written by parumo

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