
いったい誰が落書きしたのか?ローマ警察は事件の捜査を開始したが、この地域では防犯カメラが機能していないため犯人の特定が難航している。
歴史的建造物に落書き パンテオン宮殿は紀元前25年に初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって建造され建設され、後に火事で焼失し、118年から128年に掛けて、ローマ皇帝ハドリアヌスによって再建された。
7 世紀からカトリック教会として継続的に使用されており、現存する最も保存状態の良い古代ローマの建造物の1つである。
ところが、7月下旬、外壁に、何者かによって青いスプレーで「ALIENS EXIST」の文字と、粗末な楕円形のUFOらしき物体が落書きされていたのである。
監視カメラが機能していなかった為、犯人捜しが難航 このいたずらは、地元の商店街の人々によって発見され、ローマ警察はこの事件の捜査を開始したが、この地域の監視カメラが機能していないため、捜査は難航していると、コリエーレ・デラ・セラ誌は報じている。There is outrage in Rome after the Pantheon, one of the city's greatest wonders, was vandalised with graffiti that says 'Aliens Exist'.https://t.co/T1U4GGSY10
— Wanted in Rome (@wantedinrome) July 16, 2022
パンテオンのディレクターであるガブリエラ・ムスト氏は、パンテオン内のセキュリティシステムはローマ教区と共有されていると語った。
落書きから数メートル離れた場所にあるカメラは、しばらく放置された状態で、交換されることのなかったシステムの一部だと、ムスト氏は言う。
尚この落書きは、管理局の専門家が溶剤とレーザー技術を使って、壁を傷つけないよう除去作業を行っており、元通りに修復される予定だという。
コロナによる行動制限も緩和され、これまでたまっていたうっぷんを晴らすかのように、歴史的建造物の落書き事件が相次いでいる。Restorers use laser to remove the ‘Aliens Exist’ graffiti from the Pantheon. #Rome pic.twitter.com/XmC2KMPxIG
— Wanted in Rome (@wantedinrome) July 19, 2022
この事件は、カナダ人観光客女性(30)が石を使って円形闘技場「コロッセオ」の外壁に自分の名前のイニシャルを刻んだ数日後に明るみに出た。
マナーの悪い観光客はどこにでもいるものだが、世界遺産ともいうべき場所の監視カメラはきちんと動作確認したほうがよさそうだ。A Canadian tourist was caught carving the initials of her name into the Colosseum.https://t.co/ChgcAMh8rL
— Wanted in Rome (@wantedinrome) July 13, 2022
References:Rome's Pantheon defaced with 'Aliens Exist' graffiti - Wanted in Rome / written by parumo
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