
海外では場所を移動しながら、複数の乗り物や、出し物、食べ物などの屋台を設置する仮設遊園地(移動遊園地)が運営されている。移動の度に組み立てと分解作業を行うため、簡易的な乗り物が多いのだが、そうなるとやはりトラブルも付きまとう。
インドの仮設遊園地で、高さ15メートルのタワー式の乗り物に事故が起きた。お客を乗せ回転しながら上昇し、地上に急降下するというものだが、そのまま地面に叩きつけられてしまったのだ。
高所から地面に叩きつけられた乗客たち
9月4日、インド北部パンジャブ州モハリの仮設遊園地で、人気の乗り物「ドロップタワー」で事故が起きた。
制御がうまくいかず、30人近い乗客が乗っていた円盤部分が高さ15メートルから地面に激突したのだ。
落下の衝撃で、乗客らの体は一瞬中に浮かび上がっているのが分かる。
モハリ警察副長官のハーシムラン・シング・バル氏は、この事故で約16人が負傷したことを発表した。
この遊園地はその後閉鎖され、当局は運営者が必要な安全許可と検査をきちんと受けていたかどうかを調査している。
仮設遊園地には本格的な遊園地の絶叫アトラクションとまた違った恐ろしさがある。
今年7月、イタリアの仮設遊園地でも、回転ブランコの設置が土台がぐらつき大きく傾いて崩壊し、10人の負傷者が出たそうだ。
References:Carnival Ride Crashes In India, Injuring 16. See Shocking Video / written by parumo