
各国注目の次世代モビリティ市場に日本もついに進出か?リアル「バイクで飛ばしてきたぜ!」の世界まであと少しやん。
今月15日北米のモーターショーにスタイリッシュな日本のホバーバイクがお披露目され、まるでスターウォーズのようだと、新設のエアモビリティ部門をにぎわせた。
ドローンとバイクの融合みたいな機体の名は「XTurismo(エックスツーリスモ)」。日本の企業が開発した実用型の空飛ぶバイクだ。
スターウォーズのよう!日本発のホバーバイク「XTurismo(エックスツーリスモ)」 今月15日、アメリカのデトロイトで開催された北米国際自動車ショーで、新たに設けられた「エアモビリティ エクスペリエンス」部門に日本のホバーバイク「XTurismo(エックスツーリスモ)Limited Edition」が登場した。Jetson, You're FIRED! North American International Auto Show Detroit takes yo the skies. Now THAT is a commute! pic.twitter.com/lvXohvTqr2
— Rod Meloni (@RodMeloni) September 15, 2022
空港で行われた公開試乗会では高さ10メートルほどでターンを決めた司会者が「スターウォーズの世界から抜け出たみたいだ。夢のように楽しかったよ」なんて感想を述べていたそうだ。
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最高時速100kmで約40km航続。サポートシステムも多数搭載 開発をを手がけたのは、東京に本社を構えるタートアップ企業 AERWINS Technologies Inc.。
やはりこのXTurismo Limited Editionは、スター ウォーズシリーズにインスピレーションを得たものだそう。[画像を見る] 高性能エンジンと4つのモーター(内燃機関と電動)で駆動。機体サイズは全長3.7m、幅2.4m、高さ1.5mで重量は300kg。スピードは時速80km~100kmで最大航続距離は約40km。最大積載量は100kg(推奨)。
機能は、衝突防止や自動制御、自動ナビゲーションシステムなど、安全な操縦をサポートするシステムを搭載。
気になる価格は777,000ドル(約1億1千万円)。カラーはブラックの他にレッドとブルーがある。詳しくはXTURISMO公式サイトをチェックだ。
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XTURISMO Limited Edition Episode ONE The Universe Awaken警護や救助に役立ちそうなXTurismo。開発が進むエアモビリティ 一方、XTurismo が地方自治体の活動や救急対応に役立つと語るのは、アメリカのエアモビリティ(空飛ぶ乗り物)専門ディーラーAeroAuto のCEOであるシーン・ボーマン氏だ。
機能が充実してるので警察の警護や消防や救助、医療方面でも利用できるでしょう。また今回のショーのスタッフで、空飛ぶ乗り物を未来の一部とみるジョン・ジョージさんは、エアモビリティの現状についてこう語る。
エアモビリティの開発は現在の規制のはるか先へと進んでいます。問題は飛行許可がいつ下りるかです。許可さえ出ればすべての交通路の上空を飛べますよ。
私たちは今まで多数の変化を経験してきました。こうした乗り物も同じです。私たちが受け入れてその行く末を見届けるべき変化の一つだと思います。もうすぐちょっとした移動にも使われるようになりますよ。
将来性からみても今でしょう。今年から自動車ショーにエアモビリティを出すべきです。気が早いどころか、あと数年のところまで来てますからね。
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image credit:@RodMeloni / twitter
こうした空飛ぶ乗り物は海外で「真のオフロードカー」とも称されているが、少なくともアメリカでは近々実用になる予感。
映画やアニメの未来描写にしかなかった空中ドライブも開発サイドではGOサイン待ちとか衝撃だわ。世界的にはホバーバイクでちょっとお出かけなんて日もほんとそこまで来てるんだな。
References:wxyzなど /written by D/ edited by parumo
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