70年間屋外で仕事を続けてきた男性、日焼けした腕としてない足でこんなに差が!
image credit:austinskinphysicians/TikTok

 太陽がさんさんと降り注ぐ屋外にいる時のみ、肌が紫外線の影響を受けるのではない。部屋の中にいても、どんよりと曇った日でも、さらには夜でも、紫外線は肌にダメージを与えてしまう


 過去にカラパイアで「トラック運転手」の例や、「日焼け止めを首に塗っていなかった女性の顔と首の違い」を紹介したが、これらからもわかるように、毎日の日焼け止め対策はとても大切だといえるだろう。

 今回、アメリカ・テキサス州のクリニックが、TikTokでシェアした動画も衝撃的だ。ある男性の日焼けした腕と、常に衣類で覆っていた脚部分の肌の色や状態が、まるで別人のようにあまりにも違い過ぎるのだ。

男性の腕と脚の肌の色の違いが衝撃的 テキサス州オースティンにある皮膚科クリニック『Austin Skin Physicians』のSNSアカウントは、来院した各患者の肌の状態をシェアしている。

 4月6日にTikTokでシェアされた男性の動画は、短いクリップでありながら衝撃的で、多くの閲覧回数を得る結果となった。

 動画では、70 年間におよぶ屋外での作業をしてきた男性の腕と脚の肌の違いが示されている。

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 長年、長時間日光にさらされた腕の皮膚は、紫外線が皮膚のエラスチンを分解したことにより濃い茶色になり、ふっくらと見える脚の皮膚に比べて薄く、弾力はまったくない。

 腕が、一見顕著な色素沈着と日焼けによる損傷が見られるのに対し、太ももは白く、まるで若い人の肌のようだ。

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 男性は、長ズボンを履かずに家を出たことは一度もなかったという。

 屋外で太陽の下にいる時、衣類が紫外線から肌を保護するのに役立つのは、この動画を見ても明らかだ。

 男性は、太陽の損傷による皮膚がんの可能性について、クリニックで検査してもらうために来院したようだ。
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紫外線対策についての警告も 動画に「写真は 1000 語の価値があります。
#sundamage #ruralmedicine #tan #dermatologist #spf」というキャプションがついていることからも、言わずもがな、「紫外線対策は非常に重要」ということをクリニックは伝えている。

 皮膚がん財団によると、太陽による損傷の推定 90% は、太陽の紫外線によって引き起こされているという。

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pixabay
 鱗状の斑点は、日光によって損傷を受けた皮膚の乾燥した状態で、光線性角化症または日光角化症とも呼ばれるそうだ。

 放置すると、約8%は皮膚がんになる可能性があるため、SPF、衣類、または日陰を求めて、太陽からの肌へのさらなる損傷を避けることが大切だ。

 皮膚がんは、世界中で最も一般的な種類のがんの 1 つだ。

 非黒色腫皮膚がん(非メラノーマ皮膚がん)は、ほとんどの場合、顔、耳、手、肩、胸の上部、背中など、日光が最も当たる皮膚の領域に発生し、最初の兆候としては、皮膚にしこりや変色した斑点が出現する。

 斑点は持続し、数か月または時には数年かけて、ゆっくりと進行していく。

 一般的に、しこり、潰瘍、病変、皮膚の変色など皮膚の異常が 4 週間経っても治らない場合は、かかりつけ医に相談することが勧められている。

 ユーザーらのなかには、「暑い日差しの中で、長袖を着て首を覆う大きな帽子をかぶって働いている人を見たことがあれば、これが理由だよね」とコメントしている人もいた。

 多くの人が、男性の皮膚の違いが信じられず、「うわー。同じ体だと思うとヤバい」と日焼け対策の重要さを改めて認識させられたようだ。

 こちらの動画では、クリニックの動画を見た男性が、「日焼け止めは絶対に塗ろう」と呼びかけている。

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References:Man shows importance of wearing sunscreen as he shows off shocking difference between arm and legs/ written by Scarlet / edited by parumo

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