なるほどこれは興味深い。約40種のネコ科の大きさを比較した動画

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 ノーキャットノーライフがデフォな猫飼いがときめきがちなネコ科にも多様なタイプがあり、百獣の王ライオンやヤマネコ、ピューマなど大きさもだいぶ異なる。

 ネコ類は約6,500万年前~4,800万年前のはるか昔に犬と共通の祖先であるミアキス[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%82%B9]から進化したといわれている。

 その長い歴史の中でもいろいろなサイズの野生のネコが登場したが、我々人類の癒しのパートナーとして定着したイエネコは小型に入るそう。

 一方、かつては現代のネコ科で最も大きいのアムールトラ(シベリアトラ)より巨大なネコ科も存在した。

 今回はそんな古今東西のネコ科およそ40種の大きさ比べ。体長35cm のミニサイズから4m 超えのメガサイズまで絶滅種も含めた3Dアニメによるサイズ比較をみてみよう。

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およそ40種!古今東西ネコ科のサイズ比較

 この「ネコ科のサイズ比較」は「犬種のサイズ比較」などいろいろな比較を手がける3DアニメチャンネルWTDが手がけたもの。

 順番は例によって一番小さなネコ科から。さっそくざっと見ていくと…

 初めは世界最小のネコ科、野生のネコ種サビイロネコが登場。

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1. サビイロネコ 35cm
成獣でもメスは体重1kg前後の世界最小クラス。

超絶ミニマムなサビイロネコは現在絶滅の恐れがある猫種。イギリスの保護区で生まれた赤ちゃんがこれまた極小とも話題に。

 そこから先40cm台は

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2. サザンタイガー キャット (ミナミジャガーネコ) 38cm

3. イエネコ(短毛種) 38cm
ご存じのとおりイエネコの中には1m 超えも珍しくない大型のメインクーン(長毛種)もいるけれどこれは短毛種の平均値らしい。

4. リビアヤマネコ 45cm
イエネコの祖先といわれる野生の猫

 以降50cm~100cm台。

オオヤマネコ属など主に中型とされるネコ科は

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5. クロアシネコ 50cm

6. コドコド 51cm
アメリカ大陸原産のネコ科で最小

7. スナネコ 57cm

8. イリオモテヤマネコ 60cm

9. ヨーロッパヤマネコ 65cm

10. ベンガルヤマネコ 75cm

11. マーゲイ 79cm

12. ジャガランディ 79cm

13. ジャガーネコ 85cm

さらに大きく1m台。一般に大型に属するネコ科がメインに

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14. アジア ゴールデン キャット 1m

15. プロアイルルス 1m
絶滅種 新生代古第三紀の漸新世の時代、2500万年前ごろに生息。最古のネコ科といわれている。

16. ウンピョウ 1m

17. オセロット 1m

18. サーバル 1.1m

19. スペインオオヤマネコ 1.1m

20. カナダオオヤマネコ 1.1m

21. ボブキャット 1.2m

22. カラカル 1.2m
手前にしれっと座るイエネコとの差にも注目だ。

23. ユキヒョウ 1.29m

24. チーター 1.5m

25. スミロドン (S.グラシリス) 1.75m
絶滅種 新生代第四紀更新世と呼ばれる時代、約250万年前~ 1万年前に生息。長い牙状の犬歯が特徴で剣歯虎(サーベルタイガー)とも呼ばれる。

26.ブラックジャガー  1.85cm
ジャガーの色とサイズは無関係ともいわれるがここでは区別してるようだ。

さらに大きな体長2m以上。たくましさもマシマシのネコ科へ

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27. アラビアヒョウ 2m

28. アフリカヒョウ 2.1m

29. バリトラ 2.1m
絶滅種 1940年ごろまでインドネシアのバリ島のみに生息していた。

30. バルボロフェリス 2.3m
絶滅種 約2,300万年前~約500万年前の新第三紀中新世のころアジアと北アメリカ大陸に生息。

31. ピューマ 2.4m

32. インドライオン 2.5m
インドに生息する絶滅危惧種(中東では絶滅)アフリカライオンより小柄。

33. アモイトラ 2.65m
中国の絶滅危惧種 すでに野生の個体は絶滅したともいわれる。

34. パンタナール ジャガー 2.7m
ブラジルを中心に広がる世界最大級の湿地帯パンタナールに生息する。

ここから先は3m以上の巨大猛獣系。クマにも負けないサイズに突入!

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35. マレートラ 3m

36. ベンガルトラ 3m

37. アフリカライオン 3m

38. ライガー 3.5cm
父がライオンで母がトラ。人工飼育による雑種。

39. ヨーロッパ ホラアナライオン 3.5m
絶滅種  約70万年~55万年ほどまで生息していた。

40. スマトラトラ 3.65m

41. アムールトラ(シベリアトラ) 3.68m
現存するトラの亜種の中でも特別大きいアムールトラはネコ科の最大種。体重450kgを超える個体もおり、時にヒグマまで捕食する最恐の猫でもある。主にシベリアに生息するこの種は体毛も極厚なんだそう。

ほうほうなるほどこれがネコ科の最大か
と思ったらなんとラストにメガサイズのネコ科が降臨!

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42. ガンドントラ(更新世トラ) 4.1m
絶滅種 スミロドン同様、約258万年前から約1万年前までの更新世に生息したメガサイズのトラ。中には体重500kgを超の個体もいたそう。

 かつてこれほど大きなネコ科がいたなんて衝撃にすぎる。ちなみに更新世はいわゆる氷河期が繰り返しあり、マンモスや現生人類も登場した時期だそう。

この巨大なトラもそのへんで狩りしたりしてたのかしら。

 てことで大昔から現代までのネコ科およそ40種いかがだっただろう?こうしてみるとネコ科もかなりバラエティーに富んでるのねってあらためて勉強になったわ。

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References:laughingsquid[https://laughingsquid.com/cat-size-comparison/]など /written by D/ edited by parumo

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