いったいなぜこんなところに?バリ島の採石場に放棄された飛行機「ボーイング737」の謎
 インドネシア、バリ島の一角に、突如放置された飛行機「ボーイング737」。その出所は一切不明で、地元の人々からは様々な憶測が飛び交っている。


 人気のパンダワビーチからほど近い採石場ににあるこの謎の飛行機は、今や観光名所となりつつあるが、その背後にあるストーリーは不明なままだ。

 いったい、この飛行機はどこから来たのか?かつてどの航空会社や輸送会社に所属していたのも不明だそうだ。そしてなぜここにあるのかも。

放棄されたボーイング737 バリ島のラヤ・ヌサ・ドゥア・スラタン高速道路のすぐ脇、鬱蒼と茂った木々と石灰岩の採石場に囲まれた空き地に、ボーイング737がポツンと置かれている。

 周りにはコンテナと1棟の小屋があるだけの土地に、無作為に廃棄されたこの飛行機が、どこから来たのか、誰のものなのか、地元の人は何もわからないという。

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image credit: youtube

 飛行機の扉は閉じられたままで、機体には何のマークもついていない。

 周辺は封鎖されていて、警備員がいるそうだ。多くの観光客が、森を抜けてこの飛行機を見物しにやってくるが、すぐそばで見ることはできないようだ。

 6年前にここを訪れた男性グループは、ドローンで撮影した映像をYouTubeで公開している。

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YABANDONED PLANE FOUND 737飛行機をレストランに改装しようとした人が断念して廃棄? 地元の人たちは、放棄された飛行機は裕福な実業家が購入したもので、レストランに改装しようと考えていたが、資金不足で断念し、ここに捨てるしかなくなったのではないかと推測している。

 事実、バリ島には複数の放棄された飛行機があり、そのいくつかはレストランに改造され使用されているという。

 別のボーイング737は崖の上に放棄されていたが、貸別荘として今年4月にオープンしたようだ。
[画像を見る] 変わった観光名所として人気に 放棄された飛行機は、バリ島で人気があるビーチの近く、ダンキンドーナツ支店のそばにもある。[画像を見る]  この飛行機は、2007年からそこにあったそうだ。[画像を見る]  こちらも、他の放棄された飛行機同様、レストランになる予定だったという噂がある。

 2018年、この飛行機はイベント会場として使用され、以降はビーチを訪れる観光客たちの風変わりな観光スポットとして人気になっている。[画像を見る] [画像を見る]  放棄されたこれらの飛行機が私有地にある場合は、近くで見たり中に入ったりする場合には、少額の料金を支払う必要があるということだ。

References:Mystery surrounds abandoned Boeing 737 found in random Bali field near popular beach/ written by Scarlet / edited by parumo

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