
アメリカの企業が、火炎放射器を搭載した犬型ロボットの販売予約を開始したという。その名も「サーモネーター(Thermonator)」。
4つの目(カメラ)を持つロボット犬の背中には、高性能の火炎放射器が装着されており、9m以上先まで炎を飛ばすことができるという。
火炎放射器の一般的な用途としては、除草や雪や氷の除去、害虫駆除などに使用されるが、悪い人の手に渡れば、災害を招く危険性もある。
このサーモネーターを開発した、火炎放射器メーカー「Throwflame(スローフレーム)社」によれば、サーモネーターさえあれば、「どこでも好きな時に炎を放つことができる!」のだそうだ。
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Thermonator Flamethrower Robot Dog | Throwflame背中に火炎放射器を搭載したロボット犬「サーモネーター」 頭部に搭載された4つ目(カメラ)がどことなく不穏な雰囲気を醸し出すサーモネーターだが、スローフレーム社は兵器として売り出そうとしているわけではない。
スローフレーム社のサイトを見る限り、同社の火炎放射器は、映画などでド派手な炎のシーンを撮影するために使われているようだ。
この火炎放射器から約9mほどの炎を吹き出すことができるという。
とは言っても、悪い人の手に渡れば、サーモネーターを危険な兵器として転用するのはそう難しいことではないだろう。
メタリックなボディーの背に火炎放射器を乗せたその姿は、夜の闇の中で炎を噴出して暴れ回る、地獄の番犬のようにも見える。
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ベースとなるロボット犬は「Unitree Go1」 サーモネーターのベースとなっているロボット犬は、中国製の「Unitree Go1」であるようだ。
犬型ロボットと言えば、ボストン・ダイナミクス社の」Spot」が有名だが、Unitree Go1は世界初の一般消費者にも手が届く4速歩行ロボットという点をセールスポイントにしている。
一般消費者にも手が届くと言うだけあって、Go1のお値段は3500ドル(約50万円)。
1台約800万円(2020年時点の価格)するSpotと比べるとかなりお安いことがわかる(そもそもボストン・ダイナミクス社は自社製品の兵器化を禁じている)。
安いからといってスペック面で不安があるわけではないそうだ。
パッと見は4つ目だが、そのボディにはいくつものセンサーが搭載されており、これとAIを駆使することで人間や距離などを認識することができる。
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最高時速17キロと軽量なので、まるで愛犬との散歩のようにUnitree Go1と一緒にジョギングするなんてこともできるそうだ。
そういえばかつて、オーストラリアでこのロボット犬を散歩させていた男性が、見知らぬ酔っぱらった女性に犬を蹴られて、犯人捜しのために懸賞金をかけたというニュースが話題になっていたね。サーモネーターはアメリカで予約販売が開始 なおスローフレーム社の火炎放射器「ARC Flamethrower」は699~899ドル(約10万~13万円)ほど。
なので、ロボットと火炎放射器の価格を単純に足し算するなら、サーモネーターは60万~70万円くらいということになる。
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実際の販売価格はまだわからないが、すでに予約をすることが可能。出荷は、今年の第3四半期(おそらく7~9月)になるとのことだ。
このロボット犬が悪い人の手に渡らないことを祈るばかりだ。
References:Thermonator Flamethrower Robot Dog | Throwflame.com / Great, They’re Putting Flamethrowers on Robot Dogs Now / written by hiroching / edited by / parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
まるで映画「ターミネーター」を連想するネーミングだ。
4つの目(カメラ)を持つロボット犬の背中には、高性能の火炎放射器が装着されており、9m以上先まで炎を飛ばすことができるという。
火炎放射器の一般的な用途としては、除草や雪や氷の除去、害虫駆除などに使用されるが、悪い人の手に渡れば、災害を招く危険性もある。
このサーモネーターを開発した、火炎放射器メーカー「Throwflame(スローフレーム)社」によれば、サーモネーターさえあれば、「どこでも好きな時に炎を放つことができる!」のだそうだ。
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Thermonator Flamethrower Robot Dog | Throwflame背中に火炎放射器を搭載したロボット犬「サーモネーター」 頭部に搭載された4つ目(カメラ)がどことなく不穏な雰囲気を醸し出すサーモネーターだが、スローフレーム社は兵器として売り出そうとしているわけではない。
スローフレーム社のサイトを見る限り、同社の火炎放射器は、映画などでド派手な炎のシーンを撮影するために使われているようだ。
この火炎放射器から約9mほどの炎を吹き出すことができるという。
とは言っても、悪い人の手に渡れば、サーモネーターを危険な兵器として転用するのはそう難しいことではないだろう。
メタリックなボディーの背に火炎放射器を乗せたその姿は、夜の闇の中で炎を噴出して暴れ回る、地獄の番犬のようにも見える。
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ベースとなるロボット犬は「Unitree Go1」 サーモネーターのベースとなっているロボット犬は、中国製の「Unitree Go1」であるようだ。
犬型ロボットと言えば、ボストン・ダイナミクス社の」Spot」が有名だが、Unitree Go1は世界初の一般消費者にも手が届く4速歩行ロボットという点をセールスポイントにしている。
一般消費者にも手が届くと言うだけあって、Go1のお値段は3500ドル(約50万円)。
1台約800万円(2020年時点の価格)するSpotと比べるとかなりお安いことがわかる(そもそもボストン・ダイナミクス社は自社製品の兵器化を禁じている)。
安いからといってスペック面で不安があるわけではないそうだ。
パッと見は4つ目だが、そのボディにはいくつものセンサーが搭載されており、これとAIを駆使することで人間や距離などを認識することができる。
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最高時速17キロと軽量なので、まるで愛犬との散歩のようにUnitree Go1と一緒にジョギングするなんてこともできるそうだ。
そういえばかつて、オーストラリアでこのロボット犬を散歩させていた男性が、見知らぬ酔っぱらった女性に犬を蹴られて、犯人捜しのために懸賞金をかけたというニュースが話題になっていたね。サーモネーターはアメリカで予約販売が開始 なおスローフレーム社の火炎放射器「ARC Flamethrower」は699~899ドル(約10万~13万円)ほど。
なので、ロボットと火炎放射器の価格を単純に足し算するなら、サーモネーターは60万~70万円くらいということになる。
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実際の販売価格はまだわからないが、すでに予約をすることが可能。出荷は、今年の第3四半期(おそらく7~9月)になるとのことだ。
このロボット犬が悪い人の手に渡らないことを祈るばかりだ。
References:Thermonator Flamethrower Robot Dog | Throwflame.com / Great, They’re Putting Flamethrowers on Robot Dogs Now / written by hiroching / edited by / parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
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