劇的ビフォーアフター!体重18kg超えの猫が7kgの減量に成功
image credit:Patches' Journey/Facebook

 アメリカのバージニア州で暮らす猫はメインクーンとかの巨大種ではない。ごく普通の猫なのだが、その体重はなんと19kgもあった。


 2023年4月、「太り過ぎてこれ以上は育てられない」という理由で、飼育を断念した元飼い主より預けられた施設にてすぐにダイエットが開始されたのだが、その時でもせいぜい18kgちょっとにしかならなかった。

 だが、のちに巡り合った良き飼い主が、献身的にダイエットのサポートを始めたところ、その1年後の今年4月に11.5kgまで減量。なんと約7kgの減量に成功したのだ。猫1匹分を超える減量って相当すごい。

「世界で一番太った猫」はいかが? 1年前の2023年4月19日に、アメリカのバージニア州リッチモンドの動物管理局(RACC)は、Facebookに以下のような投稿を載せた。
朝起きたとき「見たこともないような大きな猫と一緒に暮らしたい」と思ったことはありますか?それならピッタリの子がいます!

この子の名はパッチズ。
体重は約18kgです。特別な食事療法と運動が必要ですが、とっても可愛いんです。

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その日のうちにぴったりの飼い主が現れる するとなんとその日のうちに、パッチズの引き取り手が見つかった。

 ふとましい猫を引き取りたいと思っていた地元のケイ・フォードさんは、その朝娘さんから送られて来たパッチズの写真を見るや否や、すぐにRACCと連絡を取ることにしたのだ。
我が家には化学療法を3年間続けているヨークシャーテリアのベラがいて、パッチズのために食事療法を行うのは何も新しいことではありませんでした
 RACCはケイさんがパッチズの飼い主にふさわしいと認め、彼女に託すことにした。
朝起きたときに「大きな猫を引き取ろうかな」とは思いませんでしたが、結局その日の午後4時には、パッチズは我が家にやって来たんです

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愛情と忍耐、我慢と根気のダイエット生活 そして早速その日から獣医の指導のもと、パッチズのダイエット生活がスタート。


 「あまりにも急激に体重を減らすことは危険」との判断から、ウェットフードとドライフードを組み合わせた慎重なダイエット計画が立てられ、実行された。

 ケイさんはそれから毎週水曜日に彼の体重をFacebookで公開することに。パッチズがケイさんのもとに来て約2か月の6月14日の投稿では、彼の体重が16kgまで落ちたことが報告されている。

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 ケイさんの家にはもう1匹、ウェズリーという名前の普通サイズの猫がいる。パッチズと兄弟みたいな毛並だが、出会った頃のサイズ感はご覧の通り。

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軽くなった身体で窓辺に飛び上がることに成功 秋を迎えた11月の計測では、14kgを切ったパッチズ。


 最初はソファに飛び乗ることすらできなかったが、12月に入ると窓辺のラジエーターカバーの上に飛びあがることに成功した。
私はそのとき、自分の感情をコントロールできませんでした。それはクリスマスの数日前の出来事だったので、思わず「クリスマスの奇跡だ!」と言ったことを覚えています

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1年目の記念日に体重11kg台を達成! そして年が明けると、パッチズの体重は12kg台に。さらにケイさんのもとへ来て1年目の記念日の計測では、11.55kgまで落ちていることが判明した。

 ケイさんと獣医師は、パッチズの目標体重を9kgに設定。目標に向けてさらなるダイエットを継続していくとのこと。


 ここ半年でのパッチズの体形の変化を見てみよう。こちらがビフォー、昨年10月1日に撮影されたもの。

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 そしてアフター。今月19日のパッチズがこれだ!

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 一目で違いがわかるほど、かなりすっきりスリムになってきているのではないだろうか。背中の模様が丸で羽みたいだよね。

 ところで先月ケイさん一家の友人が、パッチズの写真を持って日本を訪れていたそう。
東京マラソンに参加するついでだったようだ。

 一家は予定していた富士山を見ることは叶わなかったようだけど、神社や新宿の街を背景に記念写真を撮っていた。次はぜひ、ケイさんたちと家族そろって遊びに来てほしいものである。

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written by ruichan/ edited by parumo

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