まるで食品サンプル?マレーシアの「宙に浮かぶ麺」が話題に
image credit: <a href="https://www.instagram.com/reel/DPsRgKaCWzu/" data-type="link" data-id="https://www.instagram.com/reel/DPsRgKaCWzu/" target="_blank">Instagram @travelicious_88</a>

まるで食品サンプル?マレーシアの「宙に浮かぶ麺」が話題にの画像はこちら >>

 日本が誇る、精巧な食品サンプル。職人が手がけるそのリアルな造形はもはやアートの域にあり、本物と見まがうクオリティで世界中の人々を驚かせている。

 そんな「リアルすぎるサンプル」を愛する日本人が見たら思わず二度見しそうな、「サンプルみたいにリアルな本物」が、マレーシアで話題を呼んでいる。

 レストランでよく見かける、お箸やフォークで麺やパスタをすくう瞬間を切り取ったやつ…そう、あの「宙に浮く麺」を食べられるホンモノの料理にしてしまった、その名も「フライング・ヌードル」である。

食品サンプルそっくりな「空飛ぶ麺」

 こちらがその「フライング・ヌードル」である。レストランのディスプレイにありそうな、「お箸で麺を持ち上げている」シチュエーションに食品サンプルそっくりだ。

[画像を見る]

 作り方は至ってシンプル。麺を油の中に入れたら、割りばしでその一部をすくって持ち上げ、お玉で油をかけていく。

 こうすることで、持ち上がった姿を保ったまま、麺にも火が通るのだ。

[画像を見る]

 麺がきちんと固定されたら、お皿に移して行く。ちょうど麺を食べようとして、お箸で一口分をすくった感じだ。

 こうやって並んだ写真だけを見たら、やっぱり食品サンプルに見えてしまっても仕方がないと思う。

[画像を見る]

 そして麵ができ上がったら、今度は香味野菜やエビを炒め、餡のようなタレを作っていくよ。そして持ち上がった麵の元の方にたっぷりと盛り付けたら完成だ。

 ちなみにこの料理に使われているエビは、おそらくだけどマレーシアを含め、東南アジアでよく使われているオニテナガエビじゃないかと思う。

 川エビなんだけど汽水域にも生息していて、体長は30cmを超える大型のエビ。屋台はもちろん、現地料理のレストランでよく見かける。火を通す前はきれいなブルーの色をしていて、煮ても焼いても美味しいエビだ。

[画像を見る]

クアラルンプールの中華料理店が提供する人気メニュー

 このお店はマレーシアの首都クアラルンプールにある「栄華茶餐室(Yong Hua Restaurant)」という中華料理店で、料理の名前は「Uncle Botak Flying Noodles」いうらしい。

栄華茶餐室(Yong Hua Restaurant)

住所:97 A Block S Taman United Jalan sepadu 58200 klang lama, Kuala Lumpur, Malaysia
電話:+60 16-910 1200
営業時間:7:00~22:30

Uncle Botak Flying Noodles
値段:38マレーシアリンギット(約1,400円)

[画像を見る]

 この動画を見たネットユーザーたちからは、いろいろな感想が寄せられている。

  • 食べ方を教えて~
  • これ好きじゃない。食べづらい
  • 見た目は完璧だけど、どうやって食べるの?
  • 一度食べたけど、マジで犬でも食べないレベル。揚げ麺だから熱い餡やスープで柔らかくなると思うだろ? 冗談じゃない、どれだけ浸してもカチカチのまま。フランスパンくらいの硬さだ。やめとけ、見るだけで十分
  • 何度も食べたことがあるけど、見た目はただの揚げ麺。でも熱い餡をかけるとすぐ柔らかくなって、サクサクとしっとり、両方の食感が楽しめる。餡に浸ってない部分は最後までカリカリのままだよ
  • 最後にはスープやソースが麺をほどよく戻して、柔らかさとカリッと感が混ざったいい食感になるんだ
  • 発想はクリエイティブだけど、めちゃくちゃ不健康そう
  • どれだけの油を食べることになるんだろう
  • 食べたらお腹壊しそう…

 全体的に「油が多過ぎる…」「どうやって食べたらいいのかわからない」という意見が多かった。

 日本の堅焼きそばや皿うどんも、餡に浸しているうちに面が柔らかくなってくるし、食べ始めたらそこまで食べにくいものでもないのでは?

 こちらは同じメニューを注文して、実際に食している様子。

麺も柔らかくなっているし、エビもぷりぷりでとても美味しそうである。

[動画を見る]

 このメニューは、中華料理の揚げ麺の一種で、マレーシアでは「功夫麺(ミー・クンフー」、インドネシアでは「伊府麺(イーフーミェン)」と呼ばれる料理をアレンジしたものらしい。

 元々は一度油で揚げた麺を乾燥させたものだが、マレーシアでは揚げた麺をそのまま皿に盛り、海鮮の入った餡や野菜炒めなどをかけて食べるんだそうだ。

意外と家でも作れそう?

 さて、このお箸を麺が支えているという、なんとも斬新なメニューであるが、実はこれ、食品サンプルの本家本元である我が国で、誰も思いつかないわけがない。

 日本でも「食べられる食品サンプル風ラーメン」を実際に作ってみたという人も、結構いるみたい。

[動画を見る]

 堅焼きそばとか蝦麺とかで作ってみたら、このマレーシアの料理もなんとなく再現できるんじゃないかと思うんだけど、うん、今度作ってみようかな。

 もっと手軽に食品サンプルを…という人には、なんとご自宅で手軽に作れる食品サンプルキットも販売中だ。

 親子で楽しく作れるようなので、これからの季節、クリスマスプレゼントとかにもいいんじゃないかな。

[画像を見る]

[画像を見る]

References: Watch: Video Showing Making Of 'Flying Noodles' In Malaysia Goes Viral, Internet Reacts[https://food.ndtv.com/news/viral-video-shows-street-vendor-making-flying-noodles-in-malaysia-internet-is-in-awe-9550264]

編集部おすすめ