11月10日は、日本トイレ協会が1986年に「11(いい)」「10(トイレ)」の語呂に合わせ、「トイレの日」と制定しました。そんなトイレの日に合わせ、京都・洛西でトイレの神様を祀る「大龍寺」をご紹介します。
周山街道を望む浄土宗の名刹「大龍寺」
大龍寺は京都の洛西にある浄土宗のお寺です。
かつては花街の女性から多くの信奉を集めましたが、1977年(昭和52年)に洛西梅ケ畑の地に移転し、今日に至っています。

しかし、そんな静寂の中に、トイレの神様以外にも見所がいっぱいあります。
トイレの神様を祀る「烏枢沙摩明王堂」


そこで厠に御札を貼れば浄化していただけるのではないかと、しばしば厠に御札が貼られるようになり、いつしかトイレ(厠)の神様として尊ばれるようになりました。
烏枢沙摩明王堂の堂内は撮影禁止ですが、うすまさ明王のお姿を拝見することは可能なので、ぜひ近くで手を合わせることをお勧めします。

ここに、とても存在感のある「ガタロ(河童)」の像があります。


なんとも愛嬌のあるお顔の「ガタロ(河童)」ですので、大龍寺を訪れた際は必見です。
フジ(藤)の階段トンネル



本堂「光明堂」を見上げる境内



植木や植え込みも丁寧に手入れがされていて、ご住職がかなりガーデニング好きであることがうかがえます。

トイレの神様を祀るお寺のトイレとはどのようなものか気になっていましたが、見た目はシンプルですが、中はとても綺麗に整備されていて、お掃除も行き届いています。


本堂「光明堂」


堂内は撮影禁止ですが、内陣の前で御本尊に手を合わせることができます。

思いの他、高い場所にあり、高雄の山並みを堪能できます。
トイレの神様をお参りする以外にも大龍寺は見所がいっぱいです。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
基本情報
<大龍寺>◇拝観時間
・9:00~16:00
◇拝観料
・無料
アクセス
◇所在地〒616-8261
京都府京都市右京区梅ケ畑高鼻町37
◇電車
・嵐電:宇多野駅より 徒歩30分
◇バス
・京都市バス:高雄病院前より 徒歩2分
・高雄京北線:高雄病院前より 徒歩2分