消費電力を100%再生可能エネルギーに
株式会社モリショウは、2019年7月22日、同社のグループ会社が2019年度『非化石証書トラッキング実証実験』に参画すると発表した。

同実証実験に参加するのは、モリショウグループの小売電気事業者である日田グリーン電力株式会社と株式会社グリーン発電大分。
またモリショウは、同年9月よりグループ内で消費する電力を再生可能エネルギー100%にすることも、併せて発表している。

日田グリーン電力と、グリーン発電大分
日田グリーン電力は、バイオマス発電などの再生可能エネルギー開発や、電力供給スキームの構築・運用を、大分県日田市にて展開している企業。林業の盛んな同地域において、森林未利用材をバイオマス燃料として活用し、森林資源循環システムの構築と電力の地産地消を行っている。

グリーン発電大分は、やはり間伐材・林地残材などの山林未利用材を活用したバイオマス発電事業を展開している企業。「地球資源が有限であることを認識し、環境保全に永続的に配慮していく」という理念の下、地域の未利用森林資源を活用し、また地域林業の振興による雇用創出なども図っている。

より環境価値が高い電力メニューの創設が可能に
『非化石証書トラッキング実証実験』参画により、グリーン発電大分の非化石証書には、電源種や発電所所在地といった属性情報が付与されることとなる。
日田グリーン電力は、このトラッキング付非化石証書を電力と組み合わせることで、より環境価値が高い電力メニューの創設が可能になる。

モリショウグループは今後も、再生可能エネルギーの利用拡大および低炭素社会の実現に向けて、積極的に貢献するとしている。

(画像はプレスリリースより)

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