明治・大正時代の日本を彷彿とさせる架空の世界を舞台に、不遇の少女とエリート軍人の“異能”を巡る壮絶かつドラマチックな恋愛物語を描いたTVアニメ『わたしの幸せな結婚』。緻密にして美麗なアニメーションとキャスト陣の趣き深い演技によって、キャラクターたちの心情の変化が細やかに描写される本作において、重要なファクターを担っているのが劇伴音楽。
オーケストラを中心にした繊細なサウンドが、2人のシンデレラストーリーにさらなる奥行きを与えている。その音楽を手がけたのが、アメリカ出身の作曲家、Evan Call(エバン・コール)。昨年には大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の音楽を担当し、音楽家として一層注目を集めている彼が、今作に注いだこだわりについて話を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創

美世と清霞、2人の関係性と心情の変化をピュアに描き出す音楽
――TVアニメ『わたしの幸せな結婚』の劇伴のお話をいただいたときの、最初の印象はいかがでしたか?

Evan Call 最初に原作の本のカバーを見せていただいたときから、とても美しい世界観だと感じましたし、その後、原作とオーディオブックを聞きながら読ませていただいたら、お話も素敵だなと思いました。余談ですが私の奥さんは普段こういった作品にあまり興味はないのですが、私が部屋で聞き流していたオーディオブックを隣で興味深く聞いていたみたいで、止めたら「続きが気になる!」と言われました(笑)。

――奥さんにも好評だったんですね(笑)。


Evan 私は元々大正時代の日本の文化に魅力を感じていて、特に建築は程良い和と洋のバランスが混ざっているところが好きなのですが、この作品はそういう世界観を舞台にしているところも良いなと思いました。キャラクターも魅力的で、なかでも(久堂)清霞は一見怖い人に見えるけど、実は世界一優しい人だと思っています。主人公の(斎森)美世は、最初は大変で悲しい状況ですが、清霞と出会ってから結末に辿り着くまでのストーリーも上手くできていて、原作を読みながら(音楽を)作りたい気持ちが高まりました。

――そこからアニメ制作サイドとはどのような形で話を進めていきましたか?

Evan まず、ティザーPV用にメインテーマが欲しいということで、監督(久保田雄大)からは「今回の音楽はピアノをメインにしたい」というお話をいただいたので、まずは自分が感じた作品全体のイメージを考えたうえで楽曲を制作してみました。ただ、そのときに作った楽曲はティザーPVに使うには少し優しくなりすぎてしまったので、もう一度作り直して今の形になったんです。その最初に作った楽曲が「Kiyoka and Miyo」で、この楽曲を“幸せ”をイメージしたテーマという位置づけにして、劇伴にも色んな形にアレンジして使っています。
そしてティザーPVに使用したメインテーマ「The Dreams of Miyo Saimori」は、美世の内面や心の中を表現するような楽曲で、この楽曲もアニメの中で色んなリアレンジをして使用されています。

――その2曲が、アニメ本編の劇伴を作るうえでの指針にもなったのでしょうか。

Evan そうですね。PV用の楽曲を作ったあとにしばらく時間が空いたんです。実際に劇伴を作るタイミングになったときに、改めて監督やスタッフの方たちと打ち合わせをしたのですが、そのときには劇伴のメニューが出来上がっていたので、最初に作った2曲をベースにしつつ、どのような雰囲気でいくかを話し合いました。大正時代の日本をイメージした舞台のお話ですが、あまり和風に寄りすぎたものではなく、日本とヨーロッパの雰囲気を混ぜたような曲調が良いということだったので、和楽器も使ってはいますが、今回はほどほどにしていて。
それと、シリアスなだけでなく遊び心のある楽曲もほしいということだったので、完全にオーケストラ編成の楽曲だけでなく、例えばギターと尺八とピアノを使った多少ポップス寄りな楽曲なども作りました。

――メニュー表で提示されたオーダーや方向性で印象的なものはありましたか?

Evan メニュー表は基本、感情表現や心情の変化にフォーカスした指定が多かったです。この作品は、もちろん壮大なシーンもありますが、基本はパーソナルなお話、美世と清霞の関係性を描くことが重要で、自分の心の中の気持ちなどが多く描かれるので、その意味で監督もピアノをメインにしたいと考えたんだと思います。アニメ自体もシネマチックな作り方になっているので、今回はテーマとなるメロディをたくさん作るのではなく、先ほどお話した「Kiyoka and Miyo」や「The Dreams of Miyo Saimori」のように重要なメロディを数曲に絞って、それを色んな形でアレンジするイメージで制作しました。

――1つの感情、例えば“悲しい”という感情にあてた楽曲を作る場合も、色んなグラデーションやパターンが求められたわけですか?

Evan そうですね。例えば“嬉しさ”と“幸せ”は、フィーリング的には同じような感じですが、自分の中では“幸せ”は“嬉しさ”よりも深い印象がありますし、“悲しい”や“絶望”のように似たような方向性のものでも、それぞれの場面の雰囲気に合わせて当てはめてもらえるよう、なるべく似ないように色々な形で作っています。


――細かい心情を表現した楽曲を作り分けるのは大変だと思うのですが、エバンさんはそういったお仕事は得意な印象があります。

Evan 確かに、ものすごくドタバタしているコミカルな楽曲を作るよりは、心情系の楽曲を作るほうが得意だと思います。自分は作品に入り込むとより音楽を作りやすくなるタイプで、最初の数曲で色々試して、何が合っているかを判断してからはスムーズに作ることができるんですね。もちろん同じような心情の楽曲をたくさん作っていると悩むときもありますが、それが作曲家の仕事なので、何とかして良い曲に仕上げます(笑)。

――そういった2人の心情系の楽曲に加えて、今作ではオクツキ(作中に登場する亡霊の類い)の登場シーンなどで流れるおどろおどろしい楽曲などもありますが、こちらはどのようなイメージで制作しましたか?

Evan 最初にメニュー表を見たとき、不穏系の曲が多くあったのでどれくらいのトーンにすべきか悩みました(苦笑)、基本的に作品の色を裏切りたくはないので、音楽で作っている世界観に合うバランスで仕上げるようにしました。突然すごくかっこいい少年アニメ的なバトル曲になると味が違うと思うので。
なので不穏系の楽曲でも、弦のカルテットやピアノを中心に作っていますし、あくまで場面をサポートするようなものを意識しました。

――アニメを観ていて特に印象に残ったのが、美世が母親のことを回想するシーンでよく流れる「A Home for the Heart」という楽曲です。これはそういうシーンで流れるという想定のうえで制作したのでしょうか?

Evan 実はこの楽曲は元々メニュー表の発注にはなくて、ほかの楽曲を全部作り終えたあとに少し時間があったので、完全に自分が作りたくて特別に作った楽曲なんです。メロディ的には少し和風にしているのですが、ほかの劇伴ではあまり日本的なメロディラインの曲はなかったので、せめて1曲はそういうものを作りたいという気持ちがありまして。なので元々は求められていなかった曲調だったのですが、あとで話を聞いたら「こういう楽曲も作っていただいて助かりました」ということだったので、作っておいて良かったですね。第1話の美世の過去が描かれるシーン、ほとんどセリフがない場面でこの楽曲が使われているのを観て、すごく奇跡的な使い方をされているなと感じました。


――この楽曲は女性コーラスが入っているのも印象的で。ほかの劇伴曲にもいくつか女性コーラス入りの楽曲がありますが、その辺りの意図についても伺ってみたいです。

Evan 確かに、この作品では女性のボーカルを結構入れていますね。単純に音的に好みだったというのもありますが、“優しさ”というか“ピュア”なイメージを表現したかったんです。実はこのコーラス、私の奥さんが歌っていて、自宅の作業スペースにマイクを立てて、「ちょっとこっちに来て」って無理やり連れてきて歌ってもらいました(笑)。奥さんは元々歌手だったわけでもないのですが、趣味程度でたまに歌っていて、こういうピュアな歌い方に合う声をしているんです。そのラフさ、ピュアさが、この作品の音楽にマッチしていると思って、色んな楽曲に入れました。

――奥さん、素敵な歌声をされていますね。

Evan 私もそう思います。本人は人前ではまったく歌いたくないらしいですけど(笑)。

――余談ですが、エバンさんもたまにシンガーとして歌われていますよね。楽曲クレジットをチェックすると、意外なところでエバンさんがコーラスに参加されていることがあって驚かされることがあります。

Evan ありがとうございます。元々ボーカルも専攻していて、昔は楽器よりも歌のほうをメインでやっていたので。日本で仕事をするようになってからは歌う機会があまりないので、練習をしていなくてスタミナもなくなりましたが、今でも歌うのは好きですね。今回の作品では、自分の歌は合わないので歌っていないですが。

――もしエバンさんも奥さんと一緒に今回の劇伴で歌われていたら、それこそ作品らしさが出たようにも思います。

Evan 確かに、タイトル(『わたしの幸せな結婚』)通りになりますね(笑)。

和”と“洋”、そして自身のルーツとなる要素が混ざり合った新鮮な挑戦
――今回の劇伴は、ピアノに加えてオーケストラが大きくフィーチャーされています。演奏は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の音楽でもご一緒された、ブダペスト・スコアリング(Budapest Scoring)が担当されていますが、こちらにお願いした経緯は?

Evan ここ4年くらいよくご一緒しているオーケストラで、どんな演奏で何が得意・不得意なのかも理解していますし、指揮者も基本的に同じ方で、自宅からリモートで繋げて会話しながら作業ができるので作業的にすごくやりやすいんです。もちろん演奏者の弾き方も好きなのですが、特に部屋の音が好みで。日本のスタジオで録ると、もちろんミュージシャンの方は皆さん素晴らしいのですが、部屋の構造上、音のが少し近いように感じてしまうんですね。でも、向こう(ヨーロッパ)は昔からオーケストラレコーディングの文化があるので、その音の響きに向いた空間作りができていて。実際にブタペストのスタジオに足を運んだこともあるのですが、やっぱり音の響きが全然違うんです。音に深さが出るし、より幅の広がりが感じられて、よりシネマチックな感じになります。

――なるほど。あと、先ほど少し話題に出ましたが、今回は一部の楽曲で和楽器も使われていますよね。

Evan 全曲に入れるとくどくなるので、それは避けて、アレンジしながら「これは入れたほうがいいかな」と思った楽曲で使うようにしました。楽曲に彩りをつけるという理由もあります。例えば、日常曲もメニューに結構あったので、全部を同じ編成でやるとどうしても雰囲気が似てしまうんですね。なので少し違うテイストを感じられるように、曲によって和楽器をピックアップして入れる感じでした。

――別媒体のインタビューで、エバンさんは以前に三味線を習っていたというお話を知ったのですが、和楽器や日本の伝統音楽にも興味がおありなのでしょうか?

Evan はい。この数年は地方に引っ越したので習っていないのですが、東京にいたときは長唄の三味線のレッスンを受けていました。一度リサイタルみたいな催しで演奏したこともあって。先生のお母さまが長唄を歌って、私と先生が三味線を弾くっていう。そのときは着物を着て演奏しました(笑)。今はあまり弾く機会はないのですが、今回の劇伴でもオクツキ関連の楽曲などに入っている三味線は自分で弾いています。大正琴も自分で弾きました。

――三味線のどんなところに惹かれて習っていたのでしょうか?

Evan 元々日本の音楽が好きで、興味はあったのですが、アニメの『シュヴァルツェスマーケン』の仕事をさせていただいたときに、原作者の吉宗鋼紀さんという方のお母さんが昔、三味線をやっていて、その三味線を私に譲ってくれたんです。彼の家族は三味線をやっている人が多かったみたいで、私が教わっていた先生も彼のいとこで、紹介していただいてレッスンを受けていました。

――そうなんですね!意外な接点で驚きました(笑)。今回はその経験を活かすことができたわけですね。

Evan まあ演奏レベルは全然ですが、ちょっとした味が必要なときは自分で弾きたいなと思っていて。もちろん楽曲は自分が作っていますが、レコーディングした音源に自分のエッセンスが残っていないのは寂しいですし、自分の体で入れた音を入れておくと自分的にも嬉しいので。

――日本でのレコーディングメンバーのクレジットによると、二十五絃箏は喜羽美帆さん、尺八は松本宏平さんが演奏されていますね。

Evan はい。お二人とは別の仕事でご一緒したことがあったので、その流れで今回もお願いしました。チェロの西方(正輝)さんとヴァイオリンの對馬(佳祐)さんも、「鎌倉殿の13人」で弾いていただいた方なんです。ほかにもピアノなど、基本的にソロが目立つパートは日本で録りました。もちろん向こう(ブタペスト)でもチェロやヴァイオリンのソロは録れますが、日本だとその場で細かく指定しながら弾いてもらうことができるのでそうしました。そのなかでも今回、ブダペストのオーケストラでもクラリネットを録っていますが、ソロのクラリネットは難しいフレーズが多かったので、自分の好きなクラリネット奏者(中ヒデヒトさん)の方にお願いして、珍しい録り方をしました。

――さらにアコースティックギター&マンドリンは、エバンさんと同じミラクルバス所属の作曲家・堤 博明さんが演奏しています。

Evan 彼も忙しい人だから申し訳ない気持ちもあるのですが、いつも無理言ってお願いしています(笑)。

――でも、逆に堤さんの作品にエバンさんが歌で参加していることもありますよね。

Evan そう、たまにあります。まあ自分が歌う分には1~2曲なのであまり時間はかからないですが、こちら側からお願いする場合、ギターは多いときは15曲くらい弾いてもらうことがあるので結構大変になってしまって。でも、いつも良い演奏をしてくれます。

――改めて、今回の作品ならではのチャレンジができた楽曲はありますか?

Evan 先ほどお話した和楽器に関しては、以前に劇伴ではない仕事で使ったことはあったのですが、こういった物語に付ける音楽でオーケストラと一緒に混ぜて使うのは今回が初めてでした。それと先ほどお話した「A Home for the Heart」のような和風のメロディの楽曲も、今まで作る機会があまりなかったので、それは自分にとってもチャレンジになりましたね。

――逆に今までのご自身の経験を活かすことができたと感じる部分は?

Evan 自分は元々民族音楽が好きで、音楽を始めたのもブルーグラスというアメリカの伝統的なフォークミュージックからだったし、アイリッシュも含めて色んなジャンルを音楽に興味を持ち始めた頃から聴いていて。日本の音楽もアニメやゲームをきっかけに知って、色々聴いてきたのですが、今までそういう部分を仕事で活かす機会があまりなかったんです。でも、今回はオーケストラやピアノに和楽器を入れたりすることで、そういう自分の好きなジャンルを混ぜることができて良かったです。

――ここまでアニメをご覧になってきたなかで、劇伴音楽の使われ方にはどんな印象をお持ちですか?

Evan すごく良いです。よく考えて音楽を付けてくれていて、きっと自分が楽曲セレクトするよりも全然上手いと思います(笑)。先ほど話した第1話のシーンも良かったですが、一番印象に残っているのは第6話の清霞が美世を助けに行くときのシーン、相手を倒したあとに蔵に行く場面ですね。そのときに使われている「Softly Sings the Heart」は3分ちょっとの長い曲なのですが、楽曲の展開とキャラクターの動きがバッチリ合っていて。清霞が扉を開けるときに楽器の編成が増えて、「今からすごいことが起こるのかな?」と思うようなシーンになっていて、素晴らしかったです。楽曲を納品するときはステムデータで渡すのですが、ステムの使い方や楽曲の選択肢のバランスも含めてシネマチックで素晴らしかったです。

――改めて、TVアニメ『わたしの幸せな結婚』は、ご自身のキャリアにとってどんな作品になりましたか?今の実感を教えてください。

Evan 昔の日本を舞台にした作品で言えば、去年の大河ドラマ(「鎌倉殿の13人」)もありましたが、それはどちらかと言うと日本国内を中心に観られている作品で。でも、今回のアニメは、海外の方にも多く観られているということで、世界中の色んな人に、自分は和と洋が混ざったような楽曲も作ることができると知ってもらうことができて嬉しいです。生まれ育ちはアメリカですけど、日本っぽい音楽を作るのも好きということをアピールしたいです(笑)。

――ちなみにエバンさんのご家族やアメリカの友人が本作の感想をくれたことは?

Evan 全然、誰からもきていないです(笑)。ちょうど放送が始まったときに、両親が日本に来ていたので一緒に第1話を観たのですが、父はいつもカウボーイハットとサスペンダー的な格好をしているカントリーカウボーイ的な人なので、あまりアニメには興味がなくて(苦笑)。友だちも、自分が日本に住み始めて12年くらいになるのでなかなか会う機会がないし、地元が小さな町なので、みんな別の場所に出て行ってしまって、帰ってもほとんど誰もいないんです。だから私が何をしているのかもあまりわかっていないと思います(笑)。

――本作のお仕事で、音楽家として何か新しい経験や気づきを得ることはできましたか?

Evan よりメロディが得意になったと思います。もちろん以前からメロディを意識して楽曲を作っていますが、今回は心情系の楽曲が多かったので、そういった曲調のものを作ることが多くて。今までも色んな仕事で心情系の楽曲を作ってきましたが、たくさん作っていると手癖が付くケースもあるんですね。でも、今回は、和と洋が合わさった普段とは少し違うテイストだったので、自分の手癖をなくして楽曲を作ることができて。もちろん「エバンっぽい曲だな」と感じる人もいると思いますが、それはそれで全然良いことだし、メロディを作るうえでより良くできるようになったと思います。

●リリース情報
TVアニメ「わたしの幸せな結婚」オリジナルサウンドトラック
音楽:Evan Call
2023年9月27日(水)発売

■mora
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【CD 2枚組】
品番:ZMCZ-16891
価格:¥3,520(税込)

●作品情報
TVアニメ『わたしの幸せな結婚』

【キャスト】
斎森美世:上田麗奈
久堂清霞:石川界人
斎森香耶:佐倉綾音
辰石幸次:西山宏太朗
ゆり江 :桑島法子
五道佳斗:下野紘

【スタッフ】
原作:顎木あくみ(富士見L文庫/KADOKAWA刊)
原作イラスト:月岡月穂
監督:久保田雄大
設定・監修:阿保孝雄
シリーズ構成・脚本:佐藤亜美、大西雄仁、豊田百香
キャラクターデザイン:安田祥子
色彩設計:岡松杏奈
美術監督:片野坂恵美(インスパイア―ド)
美術監修:増山修
美術設定:菱沼由典、曽野由大、吉﨑正樹
プロップ:高倉武史、ヒラタリョウ、みき尾
撮影監督:江間常高(T2スタジオ)
3DCG監督:越田祐史(スタジオポメロ)
着物デザイン:HALKA
編集:黒澤雅之
音楽:Evan Call
音楽スーパーバイザー:池田貴博
音楽制作:ミラクル・バス
音楽制作協力:キネマシトラス/KADOKAWA
音響監督:小泉紀介
音響制作:グロービジョン
脚本開発協力:森本浩二
アニメーション制作:キネマシトラス

【あらすじ】
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か――

名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。
嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。
数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。

斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。
初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。

これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。

©2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会

関連リンク
Evan Call
公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/realevancall

TVアニメ「わたしの幸せな結婚」
公式サイト
https://watakon-anime.com/

公式X(旧Twitter)
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