その人気をかさに、テレビ局や出版社をコントロールするジャニーズ事務所。5位~1位編でも、大手マスコミが報じることのできなかった、タレントの不祥事や恋愛、事務所の抱える問題点を引き続きお届けしたい。



★5位 草彅、40歳にして初の熱愛報道!お相手はまさかの"あの人"と仰天情報も...

 25年以上の芸能人生で、今年、初めての女性スキャンダルがふってわいたSMAP草彅剛。これは11月発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じたもので、今年のお盆に愛媛県今治市に住む祖母を訪ねた際に、30代女性を連れてきたのだという。「週刊女性」に直撃された祖母も「女の子を連れてきたのは初めてだわね」と事実を認めているため、結婚説まで浮上した。

 しかし、この草彅の熱愛・結婚情報には芸能マスコミのあいだでは疑問をもつ人も少なくなかった。というのも「草彅の周囲には本当に女性がいない。草彅のまわりにいる女性といえばSMAPのチーフマネージャー・飯島三智さんぐらい(笑)」(芸能記者)

 たしかに今回の記事をじっくり読むと、草彅と美女のほかに、男性1人も同行しているという不思議なシチュエーション。手をつなぐなどの具体的な記述もなく、あるのは目撃者の「草なぎクンとはよくしゃべっていて、恋人っぽい雰囲気だったんですよ」という一言だけ。結婚はもちろん、熱愛というにも疑問符のつく状況だ。
 
 これまでも決定的な熱愛を報じられたことは皆無の草彅だが、実はマスコミ関係者のあいだで噂になった女性が一人だけいる。それが、SMAPチーフマネージャーの飯島氏だ。

 SMAPにおいて「5番目の男」とされ、人気に火が点くのが遅かった草彅。木村拓哉中居正広といったメンバーが華やかな舞台で活躍する間に、コツコツとキャリアを積み重ねる草なぎを支えたのが飯島氏だというのだ。
草彅がメンバーに発表される前の新規の仕事をいち早く知っていたという情報や、2009年に草彅が公然わいせつ罪の現行犯で逮捕されたときには、飯島氏が泣きじゃくるほどの動揺を見せたという報道もある。にわかには信じ難いが、メディアに大きな影響力を持っている飯島氏が草彅の恋人であるならば、今まで彼の熱愛スキャンダルが一切出てこなかったのも納得である。
 

★4位 キムタク最大のタブー解禁か!? 実の父親からは「どん底に落ちろ!」と強烈なダメ出しが!

 森且行の脱退、稲垣吾郎、草彅剛の逮捕......数々の黒歴史があるSMAPだが、それら以上にメディア上で一切語られないこと。それは、木村拓哉の家族の存在だ。

 ご存知の通り、キムタクは歌手・工藤静香と結婚し2人の子どもをもうけている。しかし、彼がメディアで妻子のことを語ることは一切ない。テレビはもちろん、主婦雑誌に登場しても不自然なまでに自分の家族を連想させる言動は一切せず、「キムタク最大のタブー」とも言われてきた。それは単にプライベートを語らないというレベルでなく、ドラマなどでも「既婚者」や「子持ち」の役を避け、「40歳過ぎてるのに若者の役ばかり」「何をやってもキムタク」と言われるように演技の幅まで狭めてしまっている状態だ。

 が、今年それがいよいよ解禁かと注目された。それが、4月期のドラマ『アイムホーム』(テレビ朝日系)である。木村はこのドラマで、妻子あるサラリーマン、はじめてパパ役を演じるということで、「今までにないキムタク」「新たな一面」が見られるのではと期待が高まった。しかし、肝心の家族は仮面をかぶっている設定で、演技もいつものキムタク節そのまま。
残念ながら、タブー解禁、本当の意味でターニングポイントといえる作品にはならなかった。

 そんなキムタクには、意外な人物からも強烈なダメ出しが繰り出された。それは、キムタクの実の父親だ。キムタクパパは5月発売の「フライデー」(講談社)で、「42歳にもなって、いつまでもキムタクのままではいられないだろうから。俺は飽きた(笑)」と、息子への厳しい一言。ほかにも、

「稲垣吾郎クンや草なぎ剛クンのようにいろんな役ができたほうがいい」
「今でも彼なりに自分は本物だと思っているだろうけど、私は彼に落ちるところまで落ちて欲しい。それでもう一回、ドン底から這い上がってきたら本物だよ」

 と、誰もが思っていても直接は言えないであろうことをズバズバと言ってのけたのだ。はたして父のこの言葉を、キムタクはどう受け止めただろうか。

★3位 KAT-TUN田口脱退問題の真相 ジャニーズタレントの結婚を阻む恐ろしい手口

 11月、『ベストアーティスト2015』(日本テレビ系)の生放送中に、来春でのKAT-TUN脱退及びジャニーズ事務所退所を報告した田口淳之介。理由については30歳を機に人生を見つめ直したと語るばかりで、今後についても一切明かしていない。

 しかし、脱退の背景にあるといわれているのは、田口の結婚問題。田口は長年、女優の小嶺麗奈と交際しているが、今年春には小嶺の母を含めた「マスオさん同棲」が「女性自身」に報じられた。
この報道にメリー副社長の娘である藤島ジュリー景子氏が激怒。これまでも事務所は交際報道が出るたび田口に、再三別れるように通告し、一方の田口はこれを頑に拒否。事務所との溝も大きくなっていたが、「自身」の報道が決定打となり、実際この報道後、田口のCMやラジオの仕事を別のジャニーズタレントに変更するなど、ジャニーズは"田口切り"を着々と進めていた。

 今年9月TOKIOの国分太一が結婚を発表した際は、ジャニー喜多川社長が「遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです。将来(未来を担う)子どもも必要だしね。人として当然のことです」とコメントし、タレントの結婚に寛容な姿勢を見せ「ジャニーズ、結婚解禁」と大きな話題になった。

 しかしそれはただの表向き。結婚するとファンや売り上げがどれだけ減るかという数字を突きつけたり、仕事を干したり、と結婚を思いとどまらせるために直接的にも間接的にも様々なプレッシャーをかける。最終的には結婚するか、事務所に残るかというところまで追い込まれる、恐るべきジャニーズ"結婚の掟"。ジャニーさんいわく「人として当然のこと」である恋人との交際や結婚を、いまだ陰に陽に妨害しコントロールする。それが、男性アイドルを数多く擁するジャニーズ帝国の実態なのだ。

 そんな旧態依然としたジャニーズの実態を浮き彫りにした、田口脱退騒動だった。
 

★2位 の暴露本を元スタッフが出版! 嵐メンバーが意外と不仲で性格悪いことが判明!

 ジャニーズ界隈で今年最大の話題になった本といえば、コレだろう4月に発売された嵐の暴露本『嵐、ブレイク前夜』(元「嵐」側近スタッフ一同/主婦と生活社)。著者は「元側近スタッフ一同」とされているが、デビュー当時から担当していた元マネージャーともいわれている。いずれにせよ嵐に非常に近い立場のスタッフが、嵐の知られざる素顔を暴露し、大きな話題となった。

 その中で最もファンを驚かせたのが、「メンバー不仲」の記述だ。嵐といえば、メンバー全員が仲良しで、グループに付き物の不仲やギスギスとは縁がなく、嵐は"5人とも性格が良く、メンバー全員が仲良しのグループ"というイメージがその人気を支えてきたが、同書によると実は嵐もけっこうギスギスしていたことがわかった。

 たとえば、二宮和也松本潤は、「結成から数年は仕事以外ではろくに口もきかないほどの不仲だった」そうで、その原因は正反対の性格にあるらしく、二宮は「常にガツガツとしている松本が苦手」で、逆に松本は松本で「何かにつけてゆるく見える二宮がそれでいて人気があることに、釈然としない思いを抱いていた」のだという。

 また当初嵐のセンターとして売り出される予定だったが人気が伸びずセンター失格の烙印を押されてしまった松本は「この決定を聞かされた途端、不機嫌な気持ちをあらわに」し、その後しばらく「仕事中、ちょっとしたことでピリピリしたり、ふてくされたり」、マネージャーに当たり散らすこともあったという。

 対してセンターに対するこだわりが稀薄だったという櫻井翔は、「育ちのよさや賢さも含めた総合的な人間力には絶対的自信を持っていて、"事実上のセンター"は自分だと自然に考えているふしが見受けられ」、その絶対的自信は、ときに不人気メンバーに対する上から目線や不満となってあらわれることもあったという。

 またリーダー大野智についてはマイペースに見えて実は不人気を気にしていたという意外な面が明かされている。......と嵐の知られざる負の側面が次々と暴露されるのだが、逆の意味で驚かされたのは相葉雅紀だ。暴露本にも誰との不仲も嫌な性格もまったく書かれない、相葉クンて本当に性格いいんだなと思わされた。
 
 同書ではその相葉が恋愛体質でAV男優・加藤鷹の恋愛マニュアル本を真剣に読み込んでいたというエピソードや、櫻井の歴代彼女、二宮の写真流出事件の裏事情など、マスコミが決して報じることのない嵐の恋愛事情も赤裸裸に綴られている。
大手マスコミが同書を取り上げることはまったくなかったが、貴重な資料ということで2位にランクインした。

★1位 「SMAPは出て行け!」メリー副社長が飯島マネジャーを公開説教!

 1位は、「週刊文春」(文藝春秋)1月29日号に掲載され、芸能界を震撼させた衝撃的なインタビューだ。文春の独占取材に応じたのは、あのジャニーズ事務所の副社長・メリー喜多川氏。ジャニー喜多川社長の実姉で、ジャニー氏とともにジャニーズ事務所を築き上げてきた"女帝"だ。なんとこのインタビューでメリー氏は、近年ジャニーズファンのあいだで噂されてきた"派閥問題"に踏み込み、そればかりかSMAPのチーフマネージャー・飯島三智氏と"直接対決"を繰り広げたのだ。

 本サイトでもたびたび報じてきたが、ジャニーズ事務所では、メリー氏の長女でありジャニー氏の姪にあたる藤島ジュリー景子氏率いる"ジュリー派"と、SMAPを育て上げた飯島氏による"飯島派"という二大派閥に分裂していると目されてきた。具体名を挙げると、ジュリー派に属するのは、TOKIO、嵐、V6関ジャニ∞、KAT-TUN、NEWS、Hey! Say! JUMP。飯島派はSMAPを筆頭に、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、山下智久A.B.C-Z中山優馬ら。KinKi Kidsとタッキー&翼はジャニー氏の直轄と見られている。

 ジュリー派vs.飯島派の対立は激化の一途をたどり、事務所内部の問題にとどまらず、テレビでのキャスティングにまで影響。さらには、高齢であるジャニー氏とメリー氏の引退後にどちらが後継者となるかという"次期社長の座を争う確執"だと思われてきた。

 しかし、メリー氏は派閥問題の存在自体を真っ向から否定し、ジャニー社長の後継者はジュリー氏だと明言。
さらには、メリー氏が取材の最中に「いま飯島を呼んで」と事務所スタッフに指示。
 
 呼び出された飯島を前に、メリー氏は

「飯島、私はこう言いますよ。『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい』と言いますよ」

「もしジュリーと飯島が問題になっているなら、私はジュリーを残します。自分の子だから。飯島は辞めさせます。それしかない」

 とすごむ。

 国民的アイドルSMAPも出て行けと言い放つ女帝の迫力は読んでいても震え上がるほどだったが、このあともメリー氏は飯島氏を詰問し続け、普段テレビ局関係者からは怖れられているはずの飯島氏も縮こまるばかり。

 記事ではメリー氏に服従していた飯島氏だが、公開説教までされて耐え続けられるものなのだろうか。対立の火種が解消されたとは到底思えない。もし、ほんとうに飯島氏とSMAPが事務所を去ってしまったら、ジャニーズはどうなってしまうのか。2016年も、飯島氏とSMAP、ジャニーズ事務所の動きが注目される。
 
 しかしここまで見てきたように、ジャニーズタレントたちの人気におんぶに抱っこのテレビ局や多くの週刊誌に、ジャニーズ事務所の問題を報道、批判することを期待するのは難しいだろう。本サイトは来年も変わらずジャニーズタブーに切り込んでいきたい。
(編集部)

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