
夏井先生が若槻千夏をバッサリ、「"ぴえん"は許容」だけど「あとは自分でやれ!」
今回は「雨宿り」をお題に、ランキング戦にKis-My-Ft2 二階堂高嗣、高島礼子、銀シャリ・橋本直、若槻千夏、初参戦の伊集院光が登場。しかし、流行りの若者言葉をぶち込んだ前代未聞の一句がスタジオをザワつかせることに。

<才能ナシ4位>
梅雨冷えで足元みたら靴ぴえん
若槻千夏
「梅雨で冷えていて、雨が降ってきて足も濡れちゃって、寒いな。足元を見たら靴がぴえんという、悲しみの状況です」
悲しくて泣いている状況を表す若者言葉"ぴえん"をそのまま使った、俳句らしからぬ一句にスタジオは大爆笑。一方、永世名人・梅沢富美男だけが「"ぴえん"って何だ?」と訳が分からず、口をあんぐり。意味を説明した若槻は「笑っちゃダメだよ! "冷え"と"ぴえん"を掛けたんだけどな。イチかバチだったんですけど...」。
夏井いつき先生は「"ぴえん"問題ですが、私も(梅沢と同じく)意味が分からなくて周囲の若い子たちに悲しい時に使う言葉だと聞いて、そこは許容しました」と意外にも"ぴえん"を使うこと自体はお咎めなし。しかし、「問題が2つあります。
<添削後>
タクシーは来ず梅雨冷えの靴ぴえん
「"梅雨冷えの靴ぴえん"の10音だけで言いたいことは全部入ります。7・5・5の型を使えば、タクシーを待っているならこうなります。何で"靴ぴえん"の状態になっているのか。あとの7音分は自分でやれ!」。先生にバッサリ切り捨てられ、若槻は「最後はすごい乱暴」と苦笑いしていた。
その後、高島が"凡人2位"、キスマイ・二階堂が"凡人3位"、そして銀シャリ・橋本が"才能ナシ最下位"に撃沈。「濡れ鼠せめてどこぞの喜雨であれ」と詠んだ初登場の伊集院が"才能アリ1位"に輝いた。
永世名人・梅沢富美男も"ぴえん"に便乗、「富美男はぴえんだよ!」
特待生昇格試験は特待生1級の三遊亭円楽が「夕立や尻っぱしょりを犬が追う」で"名人初段"に昇格を果たし、句集出版を目指す永世名人・梅沢富美男は「富美男のお手本」に挑戦。梅沢は「今や高校生たちが私を『富美男』と呼んでくれるんですよ。富美男は頑張りますよ!」と若者人気を猛アピールし、自身作を披露。

<ボツ 残り18句>
紫陽花の蒼きはぜるや雨しとど
梅沢富美男
「強い雨が降ってきて、青いアジサイが跳ねているんです。それをイメージして"蒼きはぜるや"という俳句にさせてもらいました。皆さん、これが永世名人ですよ!」
しかし、夏井先生が下した査定は"ボツ"。先生は「"はぜる"という言葉をよく見つけてきました。アジサイの色彩だけでなく動きがきれいに出てきますよね。ここは強く褒めたい」としながらも、「"しとど"と"はぜる"が語感の上でケンカしてるんです。"しとど"はぐっしょりと濡れることなので、ちょっと重いんですね。そうすると、せっかくの"はぜる"の鮮度が落ちてしまう」と指摘。
さらに「永世名人ですから、それくらいのことは考えてもらわないと」と苦言を呈すると、梅沢は「富美男は"ぴえん"だよ!」「今、高校生はみんな"ぴえん"してるよ!」と覚えたての若者言葉を使って絶叫。便乗された若槻は「ついに使ったよ!」と大笑いで、先生も「そんな"ぴえん"なあなたのために添削いたします」とニヤニヤしながら添削に着手。
<添削後>
紫陽花の蒼きよ雨にはぜる蒼
「一回、"蒼きよ"と軽く詠嘆するんです。ここから"雨にはぜる蒼"ともう一度、色を出すんです。
すかさず反論しようとした梅沢だったが、MCの浜田雅功に「あなた今、『なるほど...』って小っちゃい声で言いましたよね? 聞こえてましたよ」とツッコまれ、「いや、なるほどですよ。すごいですよ。でも...」と苦し紛れの言い訳を連発。最後は浜田に小突かれて「痛っ!」と悲鳴を上げ、まさかの"ガチぴえん"の罰を食らってしょんぼり落ち込んでいた。
◇
さて、次回のプレバトは
ティモンディとモデルや俳優で活躍する中川大輔が初登場!
俳句&水彩画査定に挑戦!
果たして才能アリ1位を獲得するのは誰だ!?
次回の俳句のお題は・・・

17日(木)よる7時から お楽しみに~! 【動画はこちら】
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