
東京進出後の大苦戦から一転、視聴率アップのワケ
2013年にスタートしたお昼の情報番組「ゴゴスマ」。開始当初はローカル番組だったため、愛知・岐阜・三重の東海3県でしか放送されていませんでしたが、2015年の4月、新たに関東1都6県が加わり、放送エリアが大きく拡大しました。この番組を制作するCBCにとっては、前代未聞の出来事だったというこの"東京進出"。石井さんは、まずその一報を父親に伝えたそうで「亮次、関東に映るということは、天皇陛下が見てくださるかもしれないぞ」と言葉をかけられたそう。「父親から訓示みたいなものを頂いた感覚になった」と回想しました。迎えた東京進出初日の放送は、普段よりちょっと奮発したといい、ヘリコプターを飛ばし名古屋城の金の鯱鉾のアップの映像から華やかに番組がスタート。しかし、「ある程度は名古屋の情報をやっていたんですけれども、視聴率が全く取れない。残念無念で。涙した回数は何度もありますよ」と、開始直後は苦戦を強いられていたと回顧。その対策として、ニュースを扱い、東京の話題を取り入れることにしたといいます。

「僕は、東京に住んでいないです。
実況中継のはずが...サワコに明かした新人時代の"あり得ない大失態"
「ゴゴスマ」が前代未聞の大躍進を果たした直後、テレビで見せていた"いつも通りの石井さん"は、その裏で父親が亡くなるという耐え難い程の悲しみに見舞われていたといいます。「関東に映り出していきなりMCが休むのも...と思って。しかも、父親は"何を差し置いても仕事が一番やで"という人だったので、お葬式には行かず「ゴゴスマ」の司会をやっていたんです」と、父親の葬儀当日も番組MCとしての務めを果たしたことを明かしました。しかし、その日の視聴率は歴代最低となる0.9%を記録。「誰が霊柩車(09)やねんいうて。これね、縁起悪いですけど全然笑っていただいて結構です」と、石井さん流に別れの日を回想しました。そしてその後、三回忌の日には母親の勧めで父の形見のネクタイを着けて番組に出演したという石井さん。

一方で、新人時代にやらかしてしまった"大失態"を明かした石井さん。野球の実況をやりたいと入社したにも関わらず、2軍戦で実況の練習をしていた時に情景描写ばかりに気を取られ肝心の第一球を言い逃す痛恨のミスをしてしまったそう。「第一球、投げてました...」という前代未聞の"過去形実況"を再現しサワコを笑わせました。現在は、人気MCとして第一線で活躍する石井さんですが、「ゴゴスマ」の裏番組は全て録画して見ることで、いい司会者になるための努力を重ねているといいます。宮根誠司さんに至っては、見過ぎて口調が似てきそうで...。ネット上で"小宮根"、"ジェネリック宮根"と呼ばれる石井さんが披露したモノマネの完成度にはサワコもビックリ!"倍速バージョン"の宮根さんまで披露し、スタジオに笑いを起こしました。

「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組。
次回3月20日は、人間国宝・野村万作さん、野村萬斎さん、野村裕基さんが三代揃ってトーク番組初共演!狂言師・野村家の弛まぬ努力と挑戦...そして意外な親子像とは!?
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