
■全211個!"見えない家事リスト"に「素晴らしいアイデア!」

結婚23年目の夫・川谷修士(2丁拳銃)との夫婦仲はすこぶる良好で、人間関係にまつわる実体験を語った本を7冊出版し、夫婦関係のモヤモヤを一刀両断する講演会も連日超満員という野々村。そんな彼女の授業を受けたいと、結婚3年目の大倉士門、7年目の柳原可奈子、10年目の近藤千尋とキンタロー。、そして12年目の山根良顕(アンガールズ)が教室に集合した。
キンタロー。と近藤が打ち明けたのは、夫との家事分担ができない、というお悩み。
「結局気づいたら私が全部やっていて」(キンタロー。)、「最初は家事も折半で、と約束していたんですけど、女性のほうが早く気づくから...」(近藤)と、負担の偏りを不満に感じている2人。野々村は「家事のことでは私も今までさんざんケンカしてきたんです」と打ち明け、「それが今、すごくやってくれるようになってお互いハッピーになったんで、その入り口の話をしたいと思います」と、一枚のリストを取り出した。
それは"見えない家事"を見える化したリスト。野々村が「私、家の中に家事がどれくらいあるか書き出してみたんです、見えるように。211個ありました」と話す通り、キッチン関連21項目、洗濯15項目。
「見えない家事とは、やっていない人は気づかない家事」「夫も、今まで見えなかった家事がパァッと見えるようになったと言っていました」という野々村に、山根も夫視点で「これ1枚渡されたほうが(家事の偏りが)認識しやすい」と納得の表情。自著『夫が知らない家事リスト』も紹介されているこの211個の"見えない家事"に、SNSでも「旦那と一緒にこのリストチェックしてみたい」「素晴らしいアイデア! 」の声が上がった。
■夫婦関係だけじゃない!人間関係を円滑にする3つの秘訣





続いて野々村が語ったのは、夫婦関係に限らずすべての人間関係を円滑にするための3つの秘訣。
一つ目は、「"行ってらっしゃい""おかえりなさい"が夫婦円満の柱」。ケンカしたまま夫を送り出すと、その時生まれた負の感情が回り回って自分の家庭にまた害をもたらすこともある。だから「"行ってらっしゃい"を、世の中を楽しくする言葉だと思って言うようにしているんです」「消えていく言葉を捕まえるって、大事なこと」と野々村は言う。
二つ目は、「我慢するのではなく、いかに我慢を減らすか」。「我慢の上に成り立つ幸せって崩れやすい。爆発は未然に防ぐのが一番だから、まだ笑顔で言える時に『こうしてほしい』『これはやめてほしい』と言うことで、我慢の種を少しずつ潰しておく」という野々村流"我慢の減らし方"に、生徒たちも納得の表情。
そして三つ目は「ミクロ思いやり」。「たとえば『牛乳買ってきて』ってLINEで送る夫婦間の業務連絡であっても、"ね"や"!"、"お疲れさま"をつけ足して『お疲れさま。

ほかにも野々村の授業は、名言がいっぱい。「話し合いがどうしてもケンカになってしまう」というお悩みには、夫婦ゲンカを減らす心構えとして「夫婦ゲンカは買ったらダメ、勝ったらダメ」を提唱。「勝とうとするんじゃなく、何かを解決するために話し合うんだって一人が冷静になった時に、ケンカにならずに終わることができる」とアドバイス。
そして、授業の最後に野々村が"今日いちばん伝えたい言葉"として語ったのが「不幸は激辛、幸せは薄味」という言葉。
「不幸ってちょっと口に入っただけで存在感がすごいから、不幸なことに目が行きがちなんですけど、幸せは自分から見つけたりよく味わわないとわからない薄味で、おだしみたいに当たり前にそこにあるもの。よく味わってみれば、この人がいるからこういう幸せがあるんだなって目を向けることができるので、その"幸せの薄味"をよく噛みしめてほしい」
放送後、野々村のこのあたたかいメッセージに視聴者からも反響が続々。「"幸せは薄味"っていう言葉がすべてだと思う」「先生の言葉がすごく心に沁みました。小さな幸せを大事に噛みしめたいです」「そうなんだよと激しく頷きながら見た」と共感の声が続出したほか、「名言連発すぎる」「面白いしなるほどと思うことが多かった」と授業内容全体への感想も飛び交っていた。
(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年3月23日放送より)
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野々村友紀子先生の熱血授業 編!
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