
■「恋のブギウギナイト」をラジオでオンエア後...
最新アルバム『THANK YOU SO MUCH』に収められているのは、昭和のエンターテインメントへのリスペクトを込めた「神様からの贈り物」や現代の世界情勢が歌われているシニカルなナンバー「史上最恐のモンスター」など、実に多彩な14の楽曲。
インタビューでも、13日放送の前編で「ごめんね母さん」の"だからもうしない"というフレーズにまつわる裏話が飛び出したり、20日放送の後編で「やっちゃいけないことなんでしょうけど...」と前置きしつつも「恋のブギウギナイト」をラジオでオンエア後、アルバム用に手直ししたというエピソードをこっそり打ち明けるなど、最新アルバム収録曲の秘話が随所に登場した。
■「『TSUNAMI』がなければ我々はここにいなかった」
およそ半世紀にわたり第一線で活躍する桑田とサザンオールスターズ。最新アルバムのタイトル『THANK YOU SO MUCH』はシンプルだが、桑田の思いが詰まっている。
13日放送回では「振り返ると、ファンの方もそうなんですけど、マネージャーだった人とかディレクターだった人とかいろんな関係者がいっぱいいて、"この人とこの人がいたからサザンここまで来れたよね"っていう気持ちになりまして。"心より感謝申し上げます"って英語でなんて言うだろうと思ってスマホ見たら『THANK YOU SO MUCH』って出てきたんで、あらら意外と簡単じゃん、と思って」と、タイトルに込めた思いも打ち明けた。
そんな桑田の脳裏にもかつて、"引き際"という言葉がよぎった時期があるという。90年代後半を「J-POP自体も出せばCDが売れる時代だったんですけど、逆に我々は売り上げが落ちていて」と振り返った桑田。
だが翌2000年、起死回生の一曲が誕生した。恋愛リアリティ企画「未来日記」のテーマソングとしてリリースされた「TSUNAMI」だ。
「『TSUNAMI』がなければおそらく我々は今ここにはいなかった」と桑田。「もう下り坂だって当然のように思っていたんですけどタイアップをいただいて。ネガティブに落ち込んだところから引っ張り上げてもらったというか」「ピンチだと思った時が、いい場合がある。このピンチに負けないぞと密かに想う。それがまた、音楽のいいところだと思います」と、バンド最大のヒット曲の誕生秘話をしみじみ振り返った。『TSUNAMI』は日本のロックバンド史上最多の293万枚を売り上げ、その記録は今も破られていないという。
■「ほんの1分弱でしょうけど...」
アーティスト・桑田を熱くするのは、やっぱりライブのようだ。「2時間から2時間半(のステージが)終わって『お疲れ様です!』って舞台の袖から下りていって廊下を通って楽屋に行く瞬間っていうのが...。ほんの1分弱でしょうけど人生の中で一番幸せっていうかね。
このほか、おそらくテレビ初という"インタビューの感想を即興で作詞作曲して歌う"という桑田への無茶ぶりや、"芸能界イチのサザンファン"として知られるaikoの"サザン愛"がこもったVTRコメントなど盛りだくさんだった「インタビュアー林修<桑田佳祐 後編>」。
放送後はファンからも、熱い感想が続々。「ライブ終えた瞬間が一番幸せって桑田さんマジでカッコいい!」「2回連続インタビュー最高すぎました」「林先生の話の引き出し方もうまい」「桑田さんが即興で歌っている時、林先生泣きそうだったよね?」といった声が飛び交っていた。
桑田がたっぷり語った4月13日・20日放送の「インタビュアー林修」前・後編はTVerで5月11日(日)まで見逃し配信中。
(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年4月20日放送より)
無料見逃し配信は大好評につき配信期間延長‼ 5月11日(土)まで
サザンオールスターズ 桑田佳祐 完結編!
サザンオールスターズ 桑田佳祐 前編!
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「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
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