先月の豪雨でポンプが運転不能…大阪市内で高まる浸水リスク

先月26日の豪雨で大阪市南東部の浸水対策を担う施設「住之江抽水所」に雨水が流入。ポンプ6基が全て水没し運転不能となりました。

街が浸水「内水氾濫」大阪市が今危ない…要注意の区は?“想定以...の画像はこちら >>

その影響で、生野区・阿倍野区などでは平常時より浸水リスクが高い状態が続いていたため、大阪市は約8000万円で仮設ポンプなどを整備。

しかし、その排水能力は壊れたポンプの1%にも満たず、全てを取り替える場合は約300億円かかる見込みだと言います。

暮らしを守る下水管インフラは大丈夫なのか?私たちはどう備えるべきか?関西大学・尾崎平教授の見解を踏まえて解説します。

「1時間66mmの雨量まで想定した設備だが…」

街が浸水「内水氾濫」大阪市が今危ない…要注意の区は?“想定以上の雨量”6月豪雨で排水設備が運転不能 『今年8月はゲリラ雷雨が多い』予想データも
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先月26日、ポンプ全6基が運転不能となった「住之江抽水所」。

これらのポンプは、豪雨の際に雨水などを一時的にためる「なにわ大放水路」から水をくみ上げて川に排水するためのものです。

原因は調査中だということですが、大阪市の担当者は「1時間66mmの雨量まで想定した設備だが、26日は1時間83mmの雨が降っていた」と話しています。

21日に公開された仮設ポンプの排水能力は従来の1%未満で、全て取り替えるには4年・300億円がかかる見込みだということです。

都心部で多い「内水氾濫」大阪市内で要注意の地域は?

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大阪市で大雨に備えるべき地域は、生野区・阿倍野区・平野区・住之江区・住吉区・東住吉区

関西大学の尾崎平教授は「対象地域は内水氾濫に注意が必要」としたうえで「それ以外の地域でも想定以上の雨が降れば要注意」だと言います。

※内水氾濫=雨を排水しきれなくなり街が浸水してしまう現象

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(MBS米澤飛鳥解説委員)
「突然道路に水が溢れ出る、マンホールが飛ばされるなど、『内水氾濫』はアスファルトで覆われている都心部で起こりやすいと言われています」
「浸水被害では、川からの洪水よりも『内水氾濫』の方が多いというデータもあり、非常に注意しなければならない災害です」

「絶対に浸水しない都市」は実現難しい…私たちに何ができる?

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尾崎教授は浸水対策の“心得”を次のように述べています。

▼ハード面「インフラ整備によって『絶対に浸水しない都市』を作るのは予算や工事期間の面から難しい」
▼ソフト面「市民自らが情報収集・危険回避をすることが必要」

(MBS米澤飛鳥解説委員)
ハザードマップで『内水氾濫』が起きやすい場所を示している自治体もありますので、自分が住んでいる場所を確認してみてください」
「大雨の時は風呂の水を流さず、翌朝雨が止んでから流すなど、下水に流す水の量を家庭レベルで減らすことはできると思います」
「『内水氾濫』が起こると、下水が逆流してトイレの水が溢れたりする場合があります。そうした場合に備えて、ビニール袋に水を入れて即席で『水のう』を作ることもできます」

今年の夏は「ゲリラ雷雨」が多くなる?

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1時間降水量50㎜以上の年間発生回数は年々増加の傾向にあります(気象庁より)。

また西日本では、今年8月は去年の同時期よりも「ゲリラ雷雨」の発生回数が多くなると予想されています(ウェザーニュースより)。

下水道インフラが不安定な中、夏の大雨に向けて備えを一層強化したほうが良さそうです。

(2026年7月22日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

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