ソースネクスト株式会社は、「いきなりPDF」シリーズの最新版を発売した。同製品はWindows 10/11対応でPDF1.4~1.7をサポートしている編集ソフトで、上位版が10,890円(税込)の「いきなりPDF Ver.11 COMPLETE」と、通常版で4,290円(税込)の「いきなりPDF Ver.11 STANDARD」が用意されている。


「いきなりPDF」シリーズは、2023年10月1日(日)の時点で累計1万社以上の法人が利用している。複数のPDFデータを結合して1つのファイルにしたり、複数ページのPDFを分割したり、不要なページを削除したりとPDF書類の整理に役立つ。

このシリーズで「よく使われる機能」として紹介されているのは「ページの抽出、削除、結合」「コメントやマーカーの追記」「文章の書き換え」「Office形式に変換」の4つだ。これらの基本的な機能は概ねSTANDARD版でもCOMPLETE版でも利用できるが、既存のテキストや画像を編集する「直接編集」や、テキストボックスを自動認識&作成する「書き込み」の機能などはCOMPLETE版のみで提供されている。

ソースネクスト、Windowsで気軽に使えるPDF編集ソフト「いきなりPDF」の最新版を発売
「いきなりPDF」シリーズのよく使われる機能「ページの抽出、削除、結合」は、スキャンの操作時に誤って一部のページのみを90°回転したような場合の修正にも便利。ページの並び替え操作も、ドラッグ&ドロップで簡単に実現できる。

「コメントやマーカーの追記」は、修正の指示などをコメントで付け加えたりする場合に使える機能。元のPDFはそのままの状態で操作できる。内容を確認したことが分かるように「チェック済み」「承認済み」のスタンプを押すことも可能。スタンプはオリジナルのものを作ることができ、COMPLETE版では電子署名の捺印にも対応する。

ソースネクスト、Windowsで気軽に使えるPDF編集ソフト「いきなりPDF」の最新版を発売
オリジナルのスタンプの作成が可能「文章の書き換え」は、編集可能な元のファイルが手元にない場合にも、PDF内の文字を修正できる機能。書類の日付のみを変更して再利用する場合などに便利で、改ざん防止のために電子署名を付与したり、個人情報など隠したい情報を墨塗りで非表示にしたりもできる。


「Office形式に変換」の機能では、Word、Excel、PowerPoint用のファイルへの変換ができる。スキャンしたPDFなどでテキストデータが含まれない場合にも、OCR(文字認識)によってテキスト化ができる。

これらの機能は一例で、同シリーズにはほかにも多くの機能が搭載されている。PDFについて「こんな編集ができたら良いのに」と感じることはひと通りできる印象だ。最新バージョンでは、頻繁に使うツールを登録してすぐにアクセスできる「ツールパレット」が搭載された。そのほか、ハンコの作成に適したフォントも収録されており、従来よりリアルなハンコを作りやすくなっている。

ソースネクスト、Windowsで気軽に使えるPDF編集ソフト「いきなりPDF」の最新版を発売
お気に入りの機能を登録しておける「ツールパレット」を新搭載さらに、最新版で便利な新機能は、PDF形式の申請書への記入にまつわるもの。記入欄に自動でテキストボックスが作られ、簡単に入力を進められる。金額、郵便番号、フリガナといったマス目の記入欄も、1マス1文字ずつピッタリ入力できる仕様。2回目からは、以前に記入した項目があると、AIによって自動で同じ内容が入力される。

ソースネクスト、Windowsで気軽に使えるPDF編集ソフト「いきなりPDF」の最新版を発売
新バージョンではPDF形式の申請書にも簡単に記入しやすくなったインボイス制度の開始や電子帳簿保存法の改正などにより、PDFハンドリングソフトの需要はさらに高まった。競合ソフトも多いが、「手軽に使いやすいPDF編集ソフトが欲しい」と考えるユーザーにとっては、本シリーズは1つの選択肢となるだろう。
本ソフトは同社Webサイト上でダウンロード版を購入できるほか、全国の家電量販店でパッケージ版の取り扱いも開始されている。
©SOURCENEXT CORPORATION

ソースネクスト株式会社
価格:
「いきなりPDF Ver.11 STANDARD」4,290円(税込)
「いきなりPDF Ver.11 COMPLETE」10,890円(税込)
URL:https://www.sourcenext.com/product/pdf/

2023/10/30

ソースネクスト、Windowsで気軽に使えるPDF編集ソフト「いきなりPDF」の最新版を発売
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