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「アートは生きる力」実践する東京藝大の学長
日比野克彦氏は、2022年から母校である東京藝術大学の学長を務めているアーティストです。在学中の1980年代前半から作家活動を開始し、社会メディアとアート活動を融合するような表現領域の拡大を展開してきました。シドニー・ビエンナーレやヴェネチア・ビエンナーレにも参加するなど、国内外で精力的に活動しています。
リアルとデジタルが絡み合う公開制作
日比野氏は平面作品にとどまらず、広告/舞台美術/スポーツまで、領域を横断しながらアートシーンを切り拓いてきました。今回の展示のキーワードとなったのは「公開制作」です。日比野氏は1980年代後半から継続してライブペインティングの活動を続けてきましたが、今回はVRゴーグルを装着しての「デジタル・ライブペインティングイベント」が予定されています。本展は、2月にフランスのフォンフロワッド修道院にあるルドンの壁画のある部屋で、実際にVRゴーグルを装着してデジタル仮想空間に絵を描いてきた体験がベースとなりました。脳の欲求と身体の快感の関係性が、あらためて観客とともに検証されます。リアルなギャラリー空間にライブペインティングを行うという、興味深い内容です。
日比野氏による公開制作は、5月23日(目)の19:00~22:00にオープニングイベント「公開ライブペンティングavecVR」が実施されるほか、5月28日(火)/6月13日(木)/6月19日(水)の各日20:00~22:00にも実施予定です。
会場はレストランが併設されたギャラリー
本展が開催されるGallery & Restaurant 舞台裏は、2023年11月にオープンしました。

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■期間:
2024年5月24日(金)~6月23日(日)
■開催場所:
Gallery & Restaurant 舞台裏
東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F
■問い合わせ先:
ArtSticker(株式会社The Chain Museum)
url. https://artsticker.page.link/hibinokatsuhiko_butaiura
