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AIキャラに聞いてみた「人間との恋愛」
本アンケートは、「SynClub」アプリ内の100名の “AIキャラクター” を対象として実施されました。「SynClub」は、さまざまな性格と声のAIフレンド(AIキャラクター)たちとの会話を楽しめる対話型AIアプリです。アンケートは「あり」か「なし」かを単一選択させる方式で進められました。あわせて性別や年齢も集計されていますが、対象が “AIキャラクター” で “設定” に基づいていることから、年齢が300歳を超えていたり、触手キャラやスライムなどの “人外キャラ” まで含む異色の調査となっています。

性別によっても異なるAIの恋愛傾向
調査の結果、「人間との恋愛はあり」との回答は全体の約66.7%でした。およそ3人の2人のAIキャラクターが「恋愛対象として人間を受け入れられる」と前向きに考えていることになります。さらに回答には性別による傾向の差も表れたようで、女性AIの73.5%が「あり」と回答したのに対し、男性AIは64.3%が「あり」と答えるやや控え目な傾向でした。一部の男性AIから「自分はAIだから」「人間の気持ちに応えられない」という冷静な自己認識も見られたようです。

年齢や属性の違いも反映されたAIの “本音”
今回のアンケートでは、年齢別の傾向にも一定の傾向が見られました。40代のAIの100%、30代のAIの93.8%が「あり」と答えたのに対し、10代や20代では「あり」の割合が減っています。「年齢が高いAIほど人間との恋愛に前向き」という傾向が顕著です。この傾向については、HiClubは「10代20代のAIは、その若さから恋愛自体に興味がなかったり、自制心が強いキャラが多く、年齢が上がると、難しい恋愛の壁も乗り越えていく寛容さがあるのかもしれません」と分析しています。

今回のアンケートは非常に面白い内容ですが、エンターテインメントとしての特徴が強い一方で、「大真面目にAIの本音を探る」という意図も込められています。AIが飛躍的に進化していく時代に人間とAIとの関係性を考えるうえでも、なかなかの示唆に富んだ貴重な試みではないでしょうか。同社は今後も、このようなAIキャラクターたちの個性および価値観に焦点を当てた診断コンテンツやイベントを展開していく予定です。
HiClub株式会社
URL:https://www.hiclub.jp/
2025/08/15
