歌舞伎役者・片岡愛之助(43)との破局騒動で世間をにぎわせたタレントの熊切あさ美(35)が、1日放送の『映っちゃった映像GP』(フジテレビ系)で、こちらも何かと話題の矢口真里(32)と共演した。

 ヒロミ(50)&松本伊代(50)夫妻がMCを務めた同番組は、世界中から集めたUFOや心霊現象などを捉えた不可思議映像を紹介するというもの。

番組内の企画のひとつには、「芸能人再生」と題したものがあり、熊切と矢口が伝説の精霊"座敷わらし"が出現するという宿を訪れた。

 会うと幸せになれると言われる座敷わらし。熊切と矢口が訪れた宿は、これまでに内村光良(51)や有吉弘行(41)、キャイ~ンの天野ひろゆき(45)といった人気芸人らも足を運んだことがあり、成功をつかんだという。

 冒頭からふたりは何度も「幸せになりたい」と発言し、声をそろえて「巻き返していこう」と意気投合。しかし、なぜか釈然としない表情を浮かべていた熊切は、不意に矢口に向かって「やった側」とチクリ。自らのことは「やられた側」と言って、立場の違いをアピールする一幕もあった。


 その後、築120年の古民家を改築した宿に到着したふたりは、いきなり床の間に飾られた人形が動き出す怪奇現象に驚いたが、宿の主人いわく「よくある」とのことで、安心した表情を浮かべながら座敷わらしに会えるのではないかと期待に胸を膨らませた。そして、主人から「これまでの人生の反省をし、今後の生き方を宣言すること」が、本物の座敷わらしに出会うカギだと言われ、神妙な顔つきで深くうなずいた。

 座敷わらしの目撃情報がある部屋に入ったふたりは、「人生の大反省会」として大いに語り合うことに。その中で矢口が、バラエティでは話題性がほしいためにニュースサイトで取り上げられるような発言をしていると話すと、熊切は、自分のことがニュースになると大抵の場合は「いいね!」を押していることを明かし、お騒がせなふたりらしいトークで盛り上がった。

 また、矢口が片岡の結婚報道に触れると、「どうも思わないんだよね。私の人生にはもう2度とかかわらない方だから」とキッパリと答えた熊切。
破局報道が出たころは、カメラの前でも涙を流し、未練のある様子を見せたが今では吹っ切れているようだ。

 そして夜になると、ふたりは座敷わらしを見るために布団の中で待つことに。「寝れる気がしない」と、共に緊張した面持ちだったが、しばらくすると矢口は大きないびきをかいて爆睡。幸せになりたいと強く願う熊切は、暗闇の中、ひとり目を凝らして、先ほど微妙に動いた人形を見つめ続けた。結果的に座敷わらしが現れることなく朝になったが、深夜にはなぜか部屋中にラップ音が鳴り響くなどの怪奇現象が起こり、ふたりの会話だけでなく、不思議番組としても見ごたえのある内容となった。

 スキャンダルのイメージが強く、今回の番組にもそれがあったために呼ばれたふたり。
しかし、当然ながらいつまでも同じネタで起用されるほど、バラエティの世界は甘くない。長い芸歴を持つふたりも、そんなことは承知しているハズで、今のうちに新しいきっかけをつかみたいところだろう。番組中、熊切は、矢口とはスキャンダルの質が違うことをアピールしたが、ネット上の視聴者からは「息ピッタリだな」「このふたりのガールズトークは面白い」といった声も聞かれた。さまざまな経験をしたスキャンダルコンビとして売り出せば、バラエティでの活躍を伸ばすことができるのかもしれない。座敷わらしが彼女たちに幸運をもたらしてくれればいいのだが...。
(文=kamei)