9月28日午後、新潟県佐渡市石名の山で神奈川県から訪れていた80代男性の行方が分からなくなり、現在も見つかっていません。
28日午後1時すぎ、佐渡市石名の山で神奈川県川崎市から1人で訪れていた80代男性の行方が分からなくなりました。
警察によりますと、男性は写真撮影のために訪れていて、石名の撮影スポット“天然杉”の周辺で転倒し、動けなくなったということです。
男性は携帯電話のメッセージアプリ機能で「転んでしまって腰が痛くて歩けない」と友人に連絡し、友人が消防に通報。
その後、男性とは連絡が取れなくなっています。
警察と消防などによる28日の捜索では見つからず、29日朝8時から16人態勢で捜索を再開。
天然杉近くの駐車場では、男性が友人から借りていた車が見つかっています。
【消防】
「見通しが利くところまでは見たが、その後は左にカーブしていて」
また、男性は通常の山岳コースから外れた場所を歩いていたとみられていて、警察や消防が範囲を広げて捜索に当たっています。
【消防】
「一般的なルートではないので、道自体が荒れている。迷いやすいルートのよう。午後についてはちょっと範囲を広げて重点的に捜索を行う予定」
【捜索に参加した人】
「山に入る時にはしっかりした装備を持って入る。迷ったら上に上がるか、その場で待機して救難を待っていただきたい」
現場は標高約850mの山中で、28日夜は雨風ともに強く、29日も午前中は雨が降るなど悪天候が続いていたため、警察などが捜索を急いでいます。