キノコ類の栽培と販売を行う新潟市南区の会社が、県外産のシイタケなどを「新潟県産」と偽って表示して販売していたことがわかりました。

市によりますと、新潟市南区の「中山食茸」はおととし10月から今年6月までの間に、菌床シイタケや乾燥キクラゲなど7商品・約2070キロについて、県外産であるにも関わらず「新潟県産」と偽った表示をして販売したということです。



取引先からの指摘を受けて中山食茸がみずから「県産と表示していたものに県外のものを入れてしまっていた」と保健所に申告しました。

中山食茸は、発生不良でキノコが不足し、欠品を避けるために一時的に他社から仕入れた際に、「群馬県産」「茨城県産」「熊本県産」と表示すべきところ「新潟県産」のまま出荷したと説明しています。

市は再発防止対策の実施などを指示。中山食茸は、食品表示法への認識の甘さが原因だとして、再発防止のために法令の遵守を徹底するとともに、県外産の仕入れを廃止するなどとしています。

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