旅行でお土産を買うなら、地元の人に親しまれている「スーパーマーケット」がおすすめだ。価格は安いし、コンビニよりも品数は多い。
長年、国内外のスーパーでお土産を調達してきた筆者が、今回は【千葉編】を紹介する。


千葉といえば、後にも先にも「落花生」である。千葉県のホームページによると、落花生は現在ではほぼ海外産で、国内産は1割程度。その国内産の中でも約8割が千葉県内で生産されているという。「千葉半立」「ナカテユタカ」「郷の香」などの品種がある。

スーパーでも、落花生売り場は、他の都道府県と比べるととても大きい。
ぜひここで、海外産よりもやや高めだが、千葉県産の落花生を手に入れたい。


普通の落花生以外の商品もある。「ピーナツバター」「ピーナツハニー」「落花生味噌」「甘煮落花生」「粉末ピーナツ」など、とにかく落花生やピーナツづくし。


商品パッケージがインパクト大な「アラビヤン焼そば」は、知る人ぞ知る千葉名物のB級グルメ。

実に50年以上の歴史があり、なぜか千葉県とその周辺にしか売られていなかったという袋入りのインスタント麺。野菜のうまみ、クセの少ない酸味、絶妙な香辛料などが合わさったスパイシーな味わい。
ふっくら食感の麺に、青のりを加えるとソースの味と香りが引き立つ美味しさだ。現在は「サッポロ一番」のシリーズとして、5袋入りで売られているのが一般的で、1袋で販売されていることも。


千葉県の銚子港は、全国屈指の漁港。そのおかげで、魚の缶詰は豊富。おすすめは、千葉直産の「オイルサーディン」だ。銚子産のマイワシを使い、非遺伝子組み換え菜種一番搾り油、塩田の天日塩、国産有機無農薬ローリエでオイル漬けにしたという逸品。

そのままで食べても美味しく、パスタなどの料理にも使える。スーパーには他にも、千葉産のさまざまな缶詰が売られている。


江戸前の「千葉海苔」をご存じだろうか。塩が豊富な東京湾で江戸時代に海苔の養殖が始まり、現在も市川や船橋、木更津などに海苔養殖漁場がある。風味がよくて味が濃い、口どけもよいことで有名。

高級料亭などにも使われているという千葉海苔、ぜひ一度ご賞味を。


千葉にはかつて下総(しもうさ)と呼ばれた国があった。その下総が実は醤油の醸造で有名だったのは、全国的にはあまり知られていないかもしれない。ちば醤油は1854年創業で、現在も醤油を製造するメーカー。170年ずっと使い続ける「木桶」仕込みで、国産原料だけで天然醸造の醤油を作り続けている。

看板商品はその名も「下総醤油」で、瓶入りと二重ボトルがあり、さらにうま味が強い「下総生」もスーパーに並ぶ。小さめのサイズもあり、お土産におすすめの逸品。


千葉の和菓子といえば、なごみの米屋の「どら焼」が欠かせない。成田山表参道にある明治32年創業で、羊羹と和菓子、特に「ぴーなっつ最中」でも知られる。

直営店へ行くと生菓子など多くの商品が置いてある。スーパーではどら焼や大福などごく一部だが、もし見つけたらぜひ。



【千葉県にある主なご当地スーパー】

■せんどう http://www.sendo.co.jp/
■カワグチ http://s-kawaguchi.jp/
■ワイズマート https://www.ysmart.co.jp/
■イオン https://www.aeon.info/(本社が千葉市美浜区)

(Written by トラコ)
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