管理栄養士のともゆみです。酢玉ねぎって聞くと、酸っぱくて生の玉ねぎが辛いというイメージがあり、健康にいいってことは知っててもなかなか手が出ずじまいでした。
それが、今が旬の新玉ねぎを使えば辛みが少なく食べやすいと、YouTube『だれウマ【料理研究家】』で紹介していました。米酢や昆布などを使ってまろやかにし、さらに食べやすくした酢玉ねぎを作ってみたいと思います。

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YouTube『だれウマ【料理研究家】』は、料理・筋トレが大好きだと言うマッチョで料理研究家のだれウマさんが、誰でもおいしく作れるようにとの思いを込めて料理を紹介しているYouTubeチャンネルです。チャンネル登録者数169万人の人気チャンネルとなっています。今日は、新玉ねぎを使って、辛みの少ない酢玉ねぎに挑戦です。

健康にいい「酢玉ねぎ」

動画では、たくさんの酢玉ねぎについての健康情報を説明していたので抜粋します。

酢玉ねぎは血液をサラサラにしたり、むくみの改善、脂肪の蓄積を抑え、血糖値のコントロールをサポートするなど様々な働きがあります。蜂蜜は砂糖よりもGI値(血糖値上昇の度合いを示した数値)が低く、血糖値の急上昇を抑制できます。また、腸の働きを促進し、代謝を高める働きもあります。玉ねぎに含まれているアリシンは血行促進、代謝を上げる、疲労回復、免疫力向上、血液サラサラの働きが期待できます。ただし、酢も玉ねぎも胃を刺激する働きがあるため、摂取量は1日にスプーン1~2杯程度にします。

「酢玉ねぎ」の材料と作り方

【材料】
新玉ねぎ…1個
塩…小さじ1/2
米酢…100ml ※穀物酢でも可 ただし米酢の方がまろやかに仕上がります。

蜂蜜…大さじ1と1/2
昆布…小さめ1枚(1.5g)
唐辛子(お好みで)…1/2本
和風だしの素(顆粒)…小さじ1/2

【マッチョな料理人の健康習慣】脂肪燃焼・血液サラサラ・腸内環境改善に期待!「新玉ねぎ漬け」食べよう
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【作り方】
1. 新玉ねぎは皮を剥き、根元の周りを包丁で突き刺し、芯をくり抜きます。半分に切ってから、1cm幅のくし形に切ります。新玉ねぎを立てて切ると切りやすいです。

【マッチョな料理人の健康習慣】脂肪燃焼・血液サラサラ・腸内環境改善に期待!「新玉ねぎ漬け」食べよう
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2. 大き目のボウルに1と塩を入れ、揉んで味をなじませます。

【マッチョな料理人の健康習慣】脂肪燃焼・血液サラサラ・腸内環境改善に期待!「新玉ねぎ漬け」食べよう
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3. ラップで覆い、小さめのボウルに水を入れたものをのせて重石をし、15~20分置きます。動画ではペットボトルで重石をしていました。

【マッチョな料理人の健康習慣】脂肪燃焼・血液サラサラ・腸内環境改善に期待!「新玉ねぎ漬け」食べよう
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4. 清潔な瓶に、ギュッーと絞った3を入れ、米酢、和風だしの素、蜂蜜、昆布、唐辛子、塩(ひとつまみ、分量外)を入れてよく混ぜます。なじんだらフタをして冷蔵庫に入れ、1日漬け込み、出来上がりです。冷蔵庫で2~3週間は日持ちするそうです。

下の画像は漬けた直後↓

【マッチョな料理人の健康習慣】脂肪燃焼・血液サラサラ・腸内環境改善に期待!「新玉ねぎ漬け」食べよう
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1日漬けたもの↓

【マッチョな料理人の健康習慣】脂肪燃焼・血液サラサラ・腸内環境改善に期待!「新玉ねぎ漬け」食べよう
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食べやすい、むしろおいしい

【マッチョな料理人の健康習慣】脂肪燃焼・血液サラサラ・腸内環境改善に期待!「新玉ねぎ漬け」食べよう
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あ、食べやすいですね。新玉ねぎを薄切りにせず太目に切ったので、さすがに辛いかなと思いましたが、辛さは感じられず、甘さや旨味があってシャキシャキしていて瑞々しく、むしろおいしいです。甘さは控えめ、酸味は強いですが、だしや新玉ねぎの旨味が効いて、まろやかになっています。
食事の箸休めとして優秀で、こってりとしたおかずを食べたあとに食べると、口の中がさっぱりとします。1日にスプーン1~2杯との説明だったので、夕食時に毎回出していたら、おいしくてクセになり、なくなった時に寂しくて追加で作っちゃいました。

ツンとした香りと辛みの正体

通常の玉ねぎよりも辛みの少ない新玉ねぎですが、両者に栄養成分の違いはないと言われています。玉ねぎのツンとした香りと辛みの正体は硫黄化合物の硫化アリルによるもの。抗酸化作用があり、ビタミンB1と結合すると疲労回復効果が期待できます。硫化アリルは熱に弱く、加熱すると揮発、分解するため、抗酸化作用を期待する場合は生食するのが適しています。

酢玉ねぎは正直おいしさを期待していなかったのですが、あまりにおいしくて驚きでした。新玉ねぎは薄く切らなくても辛くないので、今回のように太めに切る方がいいです。新玉ねぎのシャキシャキした食感とともに、旨味や甘みなど新玉ねぎならではのおいしさが感じられておすすめです。健康にいいからイヤイヤ食べるのではなく、おいしいから食べたくて食べる、それが健康にもいいってお得ですよね。新玉ねぎは今の季節限定なので、作ってみてはいかがでしょうか。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。
腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。
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