寒くなると食べたくなるあったかいスイーツ。わたしにとってのその筆頭は「焼き芋」。
お芋を食べるとちょっと恥ずかしい音のアレが出ちゃう的なリスクを背負いつつも、どうしても食べたいのがそう、焼き芋です。そんなわたしが今回紹介したいのが、巷で話題の「ドミセ」の焼き芋。なんと「熟成さつまいも」という、これまで聞いたことのない焼き芋が売られているんです。とにかく半端ない甘さなのだとか。これは絶対食べてみないと! 

【木村拓哉の裏ワザ】ドンキの甘~い焼き芋にチョイ足し!「発酵バター濃厚焼き芋」に格上げしてみた♪

「ドンキと言えば焼き芋です」ってホントですか?

筆者は全く、ドンキに焼き芋のイメージを持っていなかったのですが、「ドンキと言えば焼き芋」という言説が巷にはあると聞いて驚き。

8月24日、渋谷にオープンしたドンキのオリジナル商品を扱うお店、その名も「ドミセ」。

ここにはドンキ初の「焼き芋コーナー」があるのです。

なんと、ドンキの焼き芋は年間でおよそ1300万本売れていて、1分間に20本とも10分間に100本とも言われているのです。めちゃめちゃ売れてる。
テレビでどのチャンネルつけても出てるくらい売れてます。

なんでもドンキは10年以上焼き芋を販売し続けていたらしいのです。
東日本大震災で、古くからの取引先だった芋問屋さんから茨城県のさつまいもの売り先がなくて困っていると聞いたのだとか。

それが、ドンキが焼き芋販売を始めたのがきっかけだそうです。
お店に、商品に歴史あり。

2014年あたりから原材料などの見直しを進め、高品質な焼き芋を低価格で、店頭販売できるよう努力を重ねた結果…。多くの消費者に知られる所となり、今や「ドンキと言えば焼き芋」とまでなったとのこと。

芋の収穫は秋に1回行われるそうですが、その芋を貯蔵することでさつまいものデンプンが糖に変わって甘くなる、すなわち「熟成され」てさらにおいしくなるんですって。
年中安定供給に加えておいしくもなるなんて、一石二鳥ですね。


「ドミセ」の焼き芋、実際に食べてみた!

前置きはこのくらいにして、実際のところどうなのよと「ドミセ」に行ってみました。

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


「ここまで焼き芋推しなの⁉︎」と驚きですが、前面に焼き芋コーナーがあります。
知る人ぞ知るレベルではなく、これはもうお店の看板。

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


焼き芋が並んでおります。
ここからセルフで袋ごと取り出し、レジに持っていくスタイル。
わたしも一つ手に取りレジを探しに奥に入ったのですが……

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


別の場所に違った感じの焼き芋が…⁉︎

ちょうど芋を並べていらした店員さんにお声をかけて「お店の前のあの焼き芋と、違うんですか?」と質問。

「熟成されたさつまいもを使って作った焼き芋はこちらです」とのこと。
ほほう、違うんですね?じゃあ、どっちも買って食べ比べちゃいますよ、と。

筆者一人で焼き芋大量購入~!!うほーい!焼き芋づくしー!
テンションMAXで購入、早速食べてみました。

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


お分かり頂けただろうか……

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


ゆ、指で押さえたら変形するくらい芋が柔らかい!!
しかもこちら、なんとスプーンがついているのです。

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


スプーンですくって食べるスタイル。
え、焼き芋ってこんな食べ方でしたっけ?
いくら甘くてホクホクとは言え、スプーンですくう類のスイーツでした?
混乱を極めつつ、一口。


・・・・・・・!!!!!!

スピードワゴンの井戸田さんの「あま~い」をハンバーグ師匠の勢いで叫んだ感じ。
それくらいの甘さが駆け抜ける!
ちょっとこの甘さのレベルをどう表現すればいいかわからず筆が狂っておりますが、とにかく甘い!おいしい!

もはやジェラートのような口どけ、滑らかな舌触りと脳を直接揺さぶるような甘み。
それでいながらお母さんに抱っこされているようなやさしさ。
筆舌尽しがたし。

袋の下の方には、溢れた蜜が滴ります。
すぐに食べたいけれども、お家で食べるのが無難かも。


続いて、お店の前のケースにて販売されていた焼き芋。

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


こちらはわたしの知っている焼き芋の形をしています。
店員さん曰くこっちの方がホクホク感を感じられますよ、とのことでしたが、そのお味は。

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


うっとりと見惚れてしまう美しさ。
黄金色に輝く芋は、先ほどの熟成芋と比べると確かに固形物な感じがあります。

一口食べた筆者、叫び出したいのを堪えるのに必死。
渋谷のど真ん中で芋を食べて叫ぶ女、動画で拡散されてしまう。

どうしても熟成芋と比べてしまうので、その甘さはあっさりしているように感じますが、芋が芯までホクホク。
お口の中でねっとりととろけて、身も心も溺れてしまいそう。

とにかく道ゆく人にも教えてあげたいその気持ちを堪えてなんとか家に帰り、そしてこの記事を認めているのです。

冷めてもおいしい

家に持ち帰ってから食べると、あったか~いと言うには少し冷めてしまっていましたが、冷めるとより甘みが強く感じられた気がしました。
実は帰って両方とも、バターをつけてみたりバニラアイスを添えてみたりしましたが、個人的には必要なかったです。

芋そのものが、それだけでおいしい。

筆者の人生で食べた焼き芋の中でも間違いなく一番甘かった焼き芋。

【熟成さつまいも】って何だ⁉ドンキの『ドミセ』で売ってる超ド級甘~い“焼き芋”を買って食べてみた!


こちらがお店にあったドンキの焼き芋のこだわり3本柱。
畑にこだわり、糖度にこだわり、焼き方にこだわった主力商品。
お店には試験に合格しないと名乗れない「焼き芋マイスター」なる店員さんがいて、お客様の手に届くまで、焼き芋を最高の状態にしてくれているんですね。

確かに、ここまでこだわって、しかもこんなにおいしい焼き芋を販売しているなら「ドンキと言えば焼き芋」の言説も過言ではありません。

ホクっとトロ甘♡ドンキの「焼き芋」ぜひご賞味あれ♪

熟成芋の焼き芋と通常の焼き芋、どちらも甲乙つけがたく、個人的にはどちらもまた食べたいところ。
ちなみに、ネットの情報によると一番おいしいのは2月だそう。
デンプンが糖化するのに十分な期間とのこと。

我慢しきれなくなった人はすぐに食べに行っても良し、最高のタイミングを狙って2月ごろに行っても良し。
筆者はこの取材で一度食べたけど、2月も行こうと画策しています。
何度でも食べたい、時期違いの芋を楽しみたい、そんな魅力がドンキの焼き芋から滴っているのです。