タラは寒い時期においしくなる魚。鍋など和食に使うイメージが強いのですが、実は西ヨーロッパでもメジャーな魚。
フランス料理に精通しているタサン志麻さんは、NHKの料理番組『きょうの料理』で以前「じゃがいもとたらのグラタン」を作っていたようで、公式サイトにレシピが。熱々でとろ~り濃厚なグラタンは、寒い日のメインにぴったり♪和食で味わうタラとは違うおいしさを発見出来そうなので、作ってみます!

【志麻さんレシピ】ホワイトソース不要!豆腐潰して混ぜるだけの「カリフラワーの豆腐グラタン」にトライ!

NHK出版マーケティング局公式X(旧Twitter)がこちら!

本日午後9:00のEテレ「きょうの料理」は #タサン志麻 さんのじゃがいも料理です。
カリカリじゃがいもと鶏のソテーやじゃがいもとタラのグラタンなど…。
タラがたくさん出回ってくる時季&夜は冷えるのでじゃがいもとタラのグラタンで温まってください! https://t.co/SXQ43hmAwr pic.twitter.com/3NlWe615X1— NHK出版マーケティング局 (@nhkpb_text) November 10, 2020

『きょうの料理』でタサン志麻さんが作っていた「じゃがいもとタラのグラタン」の画像が、公式X(旧Twitter)にポストされていました。

じゃがいもがたっぷりで、ホワイトソースが掛かったようなグラタンに仕上がっていますね。

冬はタラがおいしい季節。
タラもじゃがいもも気軽に入手出来るので、寒い日にぴったりなメイン料理になるはず♪挑戦してみます。

ポテトのクリーム煮がポイント!「じゃがいもとたらのグラタン」にトライ!

レシピでは甘塩の塩ダラを使っていますが、入手出来なかったため、生ダラに塩を振って作ってみます。

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


【材料】(2~3人分)
塩ダラ(甘塩)…2切れ(220g) 
牛乳…50ml
粉チーズ…適量
こしょう…適量

(ポテトのクリーム煮)
じゃがいも…600g ※メークインがおすすめ
牛乳…200ml
生クリーム…100ml
にんにく…1かけ
塩…ひとつまみ

1.じゃがいもは皮を剥いて5mm厚さの輪切りに。にんにくは半分に切って、潰します。

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


タラに乗せる「ポテトのクリーム煮」にとろみを出すため、じゃがいもは水に晒さず使います。

2.フライパンにじゃがいも、牛乳(200ml)、生クリーム、にんにく、塩を入れて中火にかけます。
沸騰したら弱火にし、15分ほど煮詰めます。

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


弱火で煮込んでとろみを付けます。時々混ぜながら、煮詰めてくださいね。

3.タラの皮を剥いて4等分に切り、キッチンペーパーで水気を拭き取ってこしょうを振ります。

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


骨がある場合は皮と一緒に取り除いてくださいね。シンプルな味付けのグラタンなので、こしょうを多めに振るのがポイントです。
今回は、塩ダラでなく生ダラを用意していたので、塩も多めに振っておきました。

4.耐熱容器にタラを並べ、2の「ポテトのクリーム煮」を乗せてから牛乳(50ml)を注ぎ、粉チーズを全面に振りかけます。200℃に予熱したオーブンで20分焼きます。

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


耐熱容器に8切れのタラを均等に並べて「ポテトのクリーム煮」を全体に乗せます。

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


200℃に予熱したオーブンで、表面がこんがりとするまで焼きます。今回はレシピ通りに20分焼くと、おいしそうな焼き色が付きました。


じゃがいもがとろける~♪タラとにんにくの風味がやさしい旨味に

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


料理番組『きょうの料理』でタサン志麻さんが作っていた。「じゃがいもとたらのグラタン」が完成しました♪表面に粉チーズを振りかけたことで、香ばしく焼けたチーズの香りが広がっていますよ。じゃがいもにこんがりと焼けた部分が出来て、とてもおいしそうです。

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


取り分けてみると、ソース部分はサラッとしていてシチューのようです。じゃがいもとタラを一緒にいただきます。

口の中で、じゃがいもがとろける~。
とってもやわらかくて、なめらか!志麻さんおすすめのメークインを使ったことで、きめが細かくさらっとした特有の口どけを楽しめます。

今回は塩ダラではなく、生ダラに塩を振って使いましたが、それでもタラの風味と塩味がふわっと広がります。じゃがいも、タラ、にんにく、乳製品の組み合わせが、西ヨーロッパの料理を思わせる味わいですよ。和食で味わうタラにはないおいしさ♪

ソースに生クリームを使いましたが、牛乳の割合が多いので、見た目よりもあっさりとした、軽やかでおいしいグラタンでした。

じゃがいもとタラを使う南仏料理「ブランダード」を思わせる味

【志麻さんのおしゃレシピ】南仏風「じゃがいもとたらのグラタン」に挑戦!タラの塩気がミルクソースと合う♡


『きょうの料理』でタサン志麻さんが作っていた「じゃがいもとタラのグラタン」は、素材を活かしたやさしい味わいのポテトグラタンでした。

ちなみに南仏には、牛乳でじゃがいも、塩ダラ、にんにくを煮込んでペーストにした「ブランダード」という料理があるのですが、使っている材料がよく似ています。
もしかしたらフランス料理に精通している志麻さんは、南仏の郷土料理「ブランダード」からヒントを得て、このグラタンを考案したのではないかなと思いました。

ちなみに筆者は、志麻さんが以前『沸騰ワード10』で作っていた、パン粉をかけて焼く「ブランダード」を作ったことがありますよ。

タラは和食や鍋に使うイメージが強いのですが、乳製品と合わせてもとてもおいしくいただけました。熱々のグラタンは寒い日のメイン料理にぴったり!ぜひ、旬のタラで作ってみてくださいね。

<参考文献>

「日本educe食育総合研究所~日本だけではない!?世界中で愛されている「タラ」の話~」
https://www.educe-shokuiku.jp/news/food/日本だけではない!?世界中で愛されている「タ/