男にはいつだって“藍”が必要なのだ

10.5オンスの裏毛を使ったフーディは製品で本藍染めを施したもの。薄い色ほどムラが出やすいため、この均一できれいなライトブルーは高い技術力の何よりの証し。中性洗剤を使って、家庭で洗えるのもポイント。7万5900円/ビズビム 03-5468-5424
ビズビムのデザイナー、中村ヒロキさんが古今東西の天然染めのテキスタイルに傾倒しているのは有名な話だ。10代の頃からヴィンテージデニムを収集してきた彼は、とりわけ青に強いこだわりを持っている。そんなビズビムがデニムなどの自社製品に天然藍を使った染めを施すようになったのは今から10年ほど前のことで、現在同社の藍染めを主に引き受けているのが東京・青梅にある壺草苑(こうそうえん)だ。

ビズビムの美しき藍は職人の手作業によって生まれる!
「機能的に優れていると感じます。本藍染めの服は着るほどに生地が柔らかくなっていって、肌触りも良くなる。また着込むと色落ちするというより、色が擦れていって、いい風合いが出るんです」と中村さん。