職業柄、大胆に遊ぶのは難しい、似合う髪型がわからないなどなど、大人のヘアスタイルには制約や悩みがつきもの。同世代はヘアスタイルにどんな要望を持って、どう楽しんでいるのか? 人気バーバー&ヘアサロンに直撃し、その改造実例を見せてもらった。
NY仕込みのバーバースタイルで男を磨き上げる
LUDLOW BLUNT(ルドローブラント 代官山店)
トップが高めのハチ隠しフェードカット

外食産業 マネージャー 近藤浩人さん Age 35
バーバー風のキレイめかつ膨らむハチを抑えられる髪型に
食関係に従事することもあり、また1年ほど前にバーバースタイルのルドローブラントと出会ったこともあり、クリーンな見た目を目指すようになった。今では月1回のペースで店へ通うほどに。毛量が多く、硬い直毛という髪質のため、ハチ付近が膨らみやすいのが悩み。それをサイドをすっきりさせつつ、男臭くなりすぎないようトップはある程度残し、解決。

トップの長さを残してアイキャッチにする
サイドが膨らみやすい人は、トップに高さを持たせると、髪が伸びても目立ちづらい。ここでは前髪を5cm、トップを4cmほどの長めにカットし、少し梳いて軽やかに。
サイドはバリカンでフェードカットに
サイドは上から6mm~1.5mmと、部位ごとにアタッチメントを変えながら、バリカンで短く刈り込む。フェード感を出すことでスッキリとさせた。
セットは毛流れに沿い流しながら立てる
前髪やトップは、毛流れに沿った方向へ流しながら立てると自然。ホールド感の高いポマードを使えば、セットも再整髪も簡単だ。艶感にムラが出ないよう、サイドにも馴染ませよう。

革ジャンも似合う大人のアイビーカット

バッグブランド 営業 中林伸介さん Age 46
しなやかな髪質が活きる大人のツーブロックに
最近は髪のハリがなくなってきてペタッとしてしまうのに困る一方、伸びた髪がサイドにボワッと膨らんでしまうのが気になってきた中林さん。その悩みの解消を図るとともに、今回は渋い大人の魅力を出してほしいとオーダーした。

トップが長めのツーブロックスタイル
細くしなやかな髪は短くして立てず、ある程度の長さを残して流したほうが、動きも生まれサマになる。そこで、今回は前髪とトップに15cmほどの長さを残した。
バリカンを使わずハサミで刈り上げる
膨らみがちなサイドは刈り上げて短く。その際、バリカンで刈るとハードな印象がついてしまうため、ハサミのみで、下5mm→上2cmのマイルドなグラデ—ションに。
7:3に分けながら全体を後ろへ流す
ポマードを髪全体に馴染ませたら7:3に分けながら全体を後ろへ流せば完成。男らしい雰囲気がライダーズジャケットとマッチしている。

[教えてくれた人]

エリアスーパーバイザー 馬場雄一さん Age 39
1カ月経っても格好いいカットを心掛けています
近藤さんを担当。理容室の家に生まれ、ブルックリンの本店で研修を積んだ。NYでは顧客のフランクな距離感に驚き、現在の接客に活かしている。顧客リピート率8割超え!

スタイリスト 宮田大幹さん Age 36
ハサミを駆使したショートスタイルが得意です!
中林さんを担当。アメリカのバーバースタイルへの興味が高じ、都内の理容室からルドローへ。
ルドローブラント 代官山店
住所:東京都渋谷区代官山町14-15
電話番号:03-6455-3938
営業:11:00~20:00、月曜定休(月曜が祝日の場合は翌日定休)
http://ludlow.co.jp